847  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2024/11/01(Fri) 22:57:14 ID:c9b243c3
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ゆっくり解説 我々を苦しめる税制を生んだ諸悪の根源たち　地中海性気候と温暖冬季少雨気候は害悪
ttps://www.youtube.com/watch?v=dhI60Il8H0M

『まず、中国的な「少雨」「大河」「独裁」についてはわかりやすい。上記の税制の話とも関連する』

『農業には水が必要で、通常は沙漠よりも雨が多い地域の方が好ましいが、トレードオフはある』

『つまり、雨が多すぎると今度は晴れの日が少なくなって光合成ができないんだ』

『その点、四大文明のような「大河のほとり」の場合、むしろ雨が少ない方が農業がやりやすいという逆説が生まれる』

『雨がなくとも、水は大河から灌漑すれば良い。灌漑で水を確保できるならば、雨はむしろ日光を妨げる邪魔者だ』

『結果、中国やエジプトやメソポタミアのような大河流域の砂漠地帯で、農業文明が発展するという逆説が生まれたわけだ』


『加えて、大河やそれにつながる海は、農作物等の輸送に使えるから、徴税した農作物を首都に集める上でも』

『あるいは穀物を売って周辺地域と交易する上でも都合がよかった』

『また、農業に灌漑が必要である以上、「隠し田」が作りにくく、脱税困難で徴税が容易でもあった』

『灌漑が必要な以上、隠し田を作ったところで灌漑用用水路と接続しないわけにはいかないからすぐ見つかるし』

『でなくとも、灌漑用水路というライフラインを握ってれば、農民は権力者に逆らえなくなるわけでね』

『逆らう農民が居れば、暴力をふるうまでもなく、灌漑用水路をせき止めるだけで容易に「兵糧攻め」にできただろう』


『こうなると、中央政府が民意を踏みつけて強権を振う「独裁国家」になりやすい』

『農耕・徴税・交易いずれの面でも大河があれば首都に富を集めやすかったし』

『また灌漑用水路さえ握っておけば農民は逆らえないわけでね』

『まあ、歴代中華王朝が外戚と儒家と宦官の専横に苦しめられてきたように』

『「中央政府が強い」ことと「王権が強い」ことは別だけどね。王権が弱くて法衣貴族が強い中央政府はあり得る』