岳飛と秦檜
301
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/03(Tue) 22:50:26 ID:6f3b04e2
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′ 、
/ ヽ
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′ _ ∨
/ ヽ ′
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′ ,' u 閨房で抱いたときの、細い腰を思い出す
.' | }
| | 多産の体型ではないのだろう
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ハ | ′
302
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/03(Tue) 22:50:29 ID:6f3b04e2
_ . - ― .
¨ ´゙ 、, -‐- 、 `
| ヘ、 _ ヽ
| l ミミ、 イ彡´ヽ i
! `´ i |. |
/ ′ | |: |
/ { ヽ , --斗 .|: | いつか二人に子供が生まれるまでに、
/ γか ._ゞ _ .|: |
/ 代ン r´丐ノ´ !{ヽ, 、! この美しい妻に相応しい夫となっていたかった
/ .ヘ , ゞニン .i ソ. 人
/ /. i .レ ヽ
/ /. i 、ヽ フ l .ト、 ヘ \
/ ../.. l 丶 _ 人 .!:.:.:.ヽ.ヽ ヽ
/ /.... 冫冖フ:.:.:、 , -l |:.:.:.:. , >、 _ ヽ
/ /:.:.:. /:.:.:.:.У:.: l /:.;_ <:.:.:.:.:.:.:.:ヽ. ハ
/...../ ¨´:.:.:.:./:.:.:./| :.:./ /,. l :.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:. ! ハ
/:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.l/:.::/ //:.{ ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. } i
/:.:.:.:.:.:.:.:/: 彡巛:.:/ /´:.:.:l :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l |
/:.:.:.:.:.:.:.:/≦ :.:. ≧/ ,/ :.:.:.:.: !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .|
___________|\
[|[|| To Be Continued....! >
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
303
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/03(Tue) 22:57:24 ID:6f3b04e2
以上で、本日の投下は終了です
今夜も遅い時間にお付き合いいただきありがとうございました
304
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/03(Tue) 22:59:43 ID:ebebca0e
乙
NTRは注意書きあるに越したことはないが
これだけ説明したなら名前の下に毎度毎度入れなくていいと思う
305
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/03(Tue) 23:01:16 ID:d2f5a1e0
乙 お、おう、英雄色を好む(白目
306
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/03(Tue) 23:05:39 ID:7447fe6b
乙 まぁNTRは荒れるから先に書くのはええけどちょっとギャグに見えるw
307
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/03(Tue) 23:18:22 ID:89255502
乙でしたー
やはり秦檜はやる夫か
308
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/03(Tue) 23:43:41 ID:722b0076
乙です
309
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/03(Tue) 23:45:32 ID:6f3b04e2
>>304
>>305
>>306
>>307
乙と感想ありがとうございました
NTRの注意は確かにやり過ぎだったかなと思います
コピペで楽にやってしまいました
次回以降は最初に登場するコマだけ注意を入れて
その後ろからはなしの方がすっきりしそうですね
310
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/03(Tue) 23:46:52 ID:6f3b04e2
岳飛と秦檜については、どちらが善玉悪玉という分け方をしたくなかったので
ある程度ニュートラルに描けるやる夫とやらない夫にする予定でした
それ以外のやる夫の派生形は、岳飛の周囲で何人か使う予定です
他の有名な史実の人物は版権物を流用する予定です
311
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/03(Tue) 23:48:01 ID:6f3b04e2
>>308
間に抜けてしまいましたが、乙ありがとうございます
312
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/03(Tue) 23:50:13 ID:6f3b04e2
ご報告が遅れてしまいましたが、
一話投下の時点で、まとめサイトに当スレのまとめをしていただいているようです
この場をお借りして、御礼申し上げます
だっておwwwキャンセル
ttp://inzainewtown.blog.fc2.com/blog-category-159.html
やる夫が人生でいいじゃない
ttp://yaruoislife.blog.fc2.com/blog-category-451.html
313
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/03(Tue) 23:52:03 ID:6f3b04e2
本当はキャスト一覧を作らなければならないのですが、
今日は時間がないので次回に回させてください
本当は年末年始にもっと投下したかったのですが
実際やってみると資料の整理や実生活の作業に追われて、
この二話分だけしか作れませんでした
314
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/03(Tue) 23:54:09 ID:6f3b04e2
現在書き溜めは一切ありません
ですので、次回も出来上がり次第の投下になります
平日は忙しいので、おそらく投下があるのは
土日か祝日の夜になると思います
また、投下に際しては、普通のやる夫板の便利な自動投下機能を
三秒間隔で使用するので、合いの手の入れられない味気ないスレになってしまいました
その点については、申し訳ありませんが、ご了承ください
315
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 00:00:38 ID:000ff42b
前回の感想として、北方謙三先生の小説に似ているとの
ご意見を多く頂きました
当初はそういう意図はなかったのですが、
多分北方謙三先生の作品を多く読んでしまったせいで
知らずに出ていた影響だと思います
316
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 00:02:24 ID:000ff42b
ただし、北方謙三先生の描き方だと
視点人物の知識だけで内容の描写をしなければならず
実際に書いてみるのはかなりの難易度だと思います
自分としては視点人物の知らない歴史知識や文化的な情報を
スレに読者に届ける必要を感じているので、
実際に北方謙三先生の描き方そのままはしないつもりでいます
ある程度のフレーバーだけ再現できればと思います
317
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 00:03:57 ID:000ff42b
今回に関しても、NTRへの注意などで
北方謙三先生よりはかなりギャグ寄りになってしまい
スレの雰囲気の不統一になってしまいました
この点は申し訳ありません
318
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/04(Wed) 00:10:49 ID:3dd33146
ええんやで
319
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 00:14:53 ID:000ff42b
>>318
お優しい一言ありがとうございます
さて副次的な資料として、宋金戦争に関する年表を張っておきます
今後の展開もわかってしまいますが、
もしスレが途中で終わってしまったら、この年表を参考に
皆さんの夢の中で完結させてあげてください
320
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 00:15:24 ID:000ff42b
【宋金 年表】
西暦1115年(政和五年)一月 阿骨打(アクダ)が即位し、金朝が建国される
西暦1123年(宣和五年)四月 金軍が占領した燕京および六州を宋へと譲渡した
西暦1123年(宣和五年)八月 金朝の太祖阿骨打(アクダ)が崩御する
弟の呉乞買(ウキマイ)が太宗として即位する
西暦1125年(宣和七年)十月 金軍が宋へと侵攻を開始する
西暦1125年(宣和七年)十二月 徽宗が退位し、その長男欽宗が即位する
西暦1126年(靖康元年)一月 宋が金朝と一度目の和約を結ぶ
西暦1126年(靖康元年)三月 宋が金朝との和約を破棄して、再び開戦
西暦1126年(靖康元年)十二月 東京開封府が陥落し、欽宗が金軍に降伏する
西暦1127年(建炎元年)二月 徽宗と欽宗ら皇族が金朝に連行され、宋が滅ぶ
金朝が傀儡政権の楚を建国する
西暦1127年(建炎元年)四月 楚の皇帝張邦昌が退位する
西暦1127年(建炎元年)五月 高宗が即位し、南宋として再興する
西暦1129年(建炎三年)三月 宋禁軍内で叛乱が発生(明受の乱)
高宗は一時退位させられる
西暦1129年(建炎三年)五月 明受の乱は鎮圧され、高宗が復位する
西暦1129年(建炎三年)六月 東京開封府が放棄され、宋は華北地方を失う
西暦1129年(建炎三年)九月 兀朮(ウジュ)率いる金軍が長江を渡る
高宗は海上に脱出し、温州へ落ち延びる
西暦1130年(建炎四年)三月 韓世忠が黄天湯で兀朮(ウジュ)を破る
西暦1130年(建炎四年)九月 金朝が華北に傀儡政権の斉を建国する
西暦1135年(紹興五年)一月 金朝の太宗呉乞買(ウキマイ)が崩御する
甥の合刺(ホラ)が熙宗として即位する
西暦1135年(紹興五年)四月 徽宗が金朝に捕らえられたまま崩御する
西暦1137年(紹興七年)十一月 金朝が斉を廃止し、華北地方を直接支配する
西暦1140年(紹興十年)七月 岳飛が東京開封府まで進軍するが撤退
西暦1141年(紹興十一年)四月 韓世忠らが自らの軍閥を解体し、兵権を返上する
西暦1141年(紹興十一年)十二月 岳飛が獄中で死亡
西暦1142年(紹興十二年)四月 金朝と南宋の間で和平が成立する(紹興の和議)
321
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 00:20:44 ID:000ff42b
年表に関して言えば
長い宋金戦争のほんの一部を抜粋したものですが
これからの歴史の流れはわかると思います
スレのネタバレですが、どうせ歴史の教科書を読めばわかることなので
資料として記載させていただきました
322
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 00:22:42 ID:000ff42b
このスレは、年表の一番下にある
岳飛の死と、紹興の和議による宋金戦争の終結まで描ければと思っています
それ以降の歴史、金海陵王の侵攻については
田中芳樹先生の作品「紅塵」をお読みください
323
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 00:27:01 ID:000ff42b
これを言うと、批判に聞こえてしまうかもしれませんが、
既存の岳飛に関する作品である北方謙三先生の岳飛伝や、
田中芳樹先生が翻訳した中国の小説「説岳全伝」は
宋と金が戦争して和約するという大筋だけあっているだけで
史実の細かい部分を全く反映していない内容になってしまっています
架空の人物が登場するだけでなく、実際にどういった政治や戦闘の経緯があって
和約に至ったのかというプロセスが、史実として正しく描かれていません
324
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 00:30:30 ID:000ff42b
小説を除いても、日本語で読める岳飛や宋金戦争に関する研究も
現状はほとんど存在していません
中国史を教える大学の講師の方々でも、南宋の建国期を研究していたのは、
亡くなった広島大学名誉教授の寺地遵先生だけでした
寺地遵先生の残した『南宋初期政治史研究』が
日本語で読める唯一の南宋高宗政権の研究書ですが、
四十年前の本で絶版になっており、まず読むことができません
325
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 00:33:54 ID:000ff42b
例外として金朝の研究が専門だった外山軍治先生が、
岳飛と秦檜に関する本を出しましたが、これは戦前の著作で
>>1も読んだことがありません
他では、今回蔡京に関する記述で学説を流用させていただいた
藤本猛先生が北宋末期徽宗時代について、著作を出版されています
これだけは、近年に出版されたものなので、手に入ると思います
326
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 01:00:21 ID:000ff42b
このスレの方針としては
学ぶ系スレではないですが、できうる限り史実に近い形で
宋金戦争や岳飛と秦檜の生涯を描こうと思います
参考資料は一次資料である「宋史」「続資治通鑑」「宋史紀事本末」を
WEB上にある中国語原文で読んでいますが、
実は>>1は中国語を読めず、翻訳ソフトなどを頼りに何とか読み下しています
ですので、かなり誤訳や読み飛ばしがあると思いますので、
気づいた点があればご指摘ください
327
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/04(Wed) 01:02:31 ID:3dd33146
おっけー乙やで
328
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 01:05:29 ID:000ff42b
日本語の史料としては、先ほども挙げさせていただいた
寺地遵先生の『南宋初期政治史研究』を物語の中心にさせていただいております
その他、陳舜臣先生や田中芳樹先生、井上祐美子先生らの
宋代に関する小説も史料として読ませていただいております
今夜はこの辺で寝ますが、
以後宋金戦争や岳飛秦檜について、ご質問がありましたら、
可能な範囲でお答えできればいいと思います
ただし、自分も中国史を専攻する専門家ではなく
wikipediaなんぞで知識を得ていたりするアマチュアなので
過度な期待はよせないでいただけると助かります
329
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/04(Wed) 01:06:36 ID:000ff42b
>>327
遅い時間に乙ありがとうざいます
330
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/04(Wed) 07:59:06 ID:85341734
おつおつ。
水滸伝の時代がそのまま岳飛たちの時代に繋がってるんだなあ。
思った以上に時代が近くて驚いた。
たとえて言うなら解体新書を翻訳した人たちが遠山の金さんの時代に影響を与えてて、
金さんの晩年に黒船来港があったのを知った時みたいな新鮮な驚きを感じる。
331
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/04(Wed) 09:30:58 ID:b546f9e3
乙です
岳飛と秦檜いう人物をこのスレで初めて知ったので
正直なところ、年表のネタバレは勘弁してほしかったです
まあどうせ途中でググって調べたと思うけどw
332
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/04(Wed) 09:32:21 ID:85341734
やっぱマイナーか>岳飛と秦檜
333
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/04(Wed) 19:38:17 ID:8be672c2
>>324
ありゃ、有名な人なのにあまり(日本では)研究されてないのですか。びっくり。
334
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/08(Sun) 03:20:41 ID:a65d03db
一応世界史や古典の授業で習うけど詳細は知らないくらいだろうな
335
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/08(Sun) 09:59:32 ID:0e47d382
いやー自分の場合世界史や漢文でも出てこなかったぞ
水滸伝の名前だけは出てきたけどね
336
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/08(Sun) 13:07:57 ID:8f022949
>>333
岳飛も秦檜も日本じゃまだまだマイナーでしょう
書籍数でジャンプサンデーマガジンを超える三国志が圧倒的すぎるから
337
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/08(Sun) 13:16:18 ID:c982e5e2
漢文なら出てきたかなあ岳飛は
世界史の教科書レベルじゃ出てこないと思う
脚注とか資料本で触れるかもだが
338
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:12:23 ID:2f31018b
>>330
乙ありがとうございます
自分はやったことないですがコーエーの水滸伝では
タイムリミットイベントとして金軍の侵攻で全部滅ぶみたいな
ことになるらしいですね
水滸伝のモデルとなった宋江の叛乱は西暦1121年で、
金軍の侵攻が1125年なので、四年しか離れていません
339
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:13:17 ID:2f31018b
>>331
大変失礼しました
岳飛自体を知らない人は想定していませんでした
年表のことは申し訳ないですが、忘れちゃってください
もしかしたら、史実ではなく>>1の妄想かもしれませんよ
340
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:17:09 ID:2f31018b
>>332
>>333
>>334
>>335
>>336
>>337
岳飛は中国の色んな時代の武将を紹介するみたいな本では
さらっと紹介されるだけで、南宋建国期が話に出ることはまずありません
田中芳樹先生と井上祐美子先生が小説に書いたくらいでしょうか
日本では、南宋という限られた時代だけの研究だと、
大学で講師の職を得られないと聞きます
もっと広く王朝は唐宋元までカバーして、
さらに中国以外の地域史としても、できる授業の枠を広げる必要があると
噂レベルですが、そういうことらしいです
341
名前:◆TX8C7hGkajPN[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:17:40 ID:2f31018b
さて、これから第三話の方の投下を始めたいと思います
よろしくお願いします
342
名前:普通のやる夫さん[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:19:28 ID:2f31018b
──────────
──────────────
─────────────────────
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岳 飛 と 秦 檜
第 3 話 『 郷 里 』
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343
名前:普通のやる夫さん[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:19:31 ID:2f31018b
: : :j |洲洲洲洲i:i::::::::::::::::: ; |;:;:;:;:;:;:;:;:: : : ⌒㍉ミミミミミミミミミ州i洲i洲|::::i:i:i:刈爻災淡淡淡淡
: : { |川^刈洲jl|i:i:::::::::::: : : :|__彡゙⌒乂ツ;';';';';';乂ミミミミミミ泌ミ洲洲i|::::i:i:i:i爻爻爻爻淡淡淡
: : :{ }i:i|ハi:i寸ミ|i:i:::::::::: : : :.:|刈爻;';';';';';';';'⌒ン;';';';'⌒ヾミミh、刈ノi:i{::::i:i:i:i:i爻爻j/:::::x'爻爻
: : :} {i:i|圦:i:i≧{i:i:i:::::::: : : :.:|洲爻;';';';';';';';';';';';';乂;';';';ツ災淡{∨i:i:ハ::::i:i:i:i:|爻ァ'゚::::イ川}ハi:i
: : :{ :〔i:|ノノへi:i:i:i:i:i:::::::: : : : |川州洲x;';';';';';';';';';';'刈爻 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
: : :{ : {i:|ilililil/ヽi:i:i:i:::::::{ : :{ :|ノノノノ洲刈爻爻xく爻从 ┃ ┃
^i : { : : {i:|ililili|i:i:i:|ilili:i:::::j' : 川水彡j乂爻爻爻爻ミ爻乂 ┃ 足跡の中に、真新しいものが混じっていた ┃
;:;{ : : :、 :{i:|ililili|i:i:i:|ilili:i::::: : ::{: |i:i:/刈ilili|\「i:i刈爻トミ刈メ ┃ ┃
.:.:\: :: Wililil|i:i:i:|ilili:i:::::: : :{:.:|i:i|⌒|ililil|^'vi:iノノ: : : ^'ッjリ ┃ 昨日、見て回ったときには、なかった足跡だった ┃
..::.. : :: ヤililil|.\|ilili:i:i::::: : :j: |i:i|.....|ililil|.. .|i:i|:|.. .. .. .. .|::|.l ┃ ┃
.:.: { : :{ ,ハililil| ,|ilili:i:i:::: : ノ: :|i:i| . |ililili|. .|i:i|::| . . .|::|| ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.:.:.:{ : :i '/∧爻爻|ililili:i:{::: :{: {i:i| |ilili从 |i:i|;:l .|::リ::| j:::}i:i:i:| |::::i:i:i|i:i:i:i| i|i:i:i| |i:i| |i:i:
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;:;:;:;j|i: :|i \ ∨ilil}i:i:i:}ilil〕h、 乂vwvwl|i:i|' . :  ̄ ̄>''"""∨.:ノ。s≦{{三三/洲洲ノシ从
;:;:;:川 八: : 》 : : ヤ洲洲洲州州沁,爻爻リi:i:|⌒ヽ、_:_:_:_:ノ´_-二三ノイ三V(_j}三三/(xxXXXXX
;:;:〈 ∨/∧/: : 〉: ::}爻爻爻爻爻刈州川X刈爻ミx  ̄_ ̄ ̄ ̄-=ニ二三\\ / /刈;';';';';';';';'
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⌒ヽノ川从ハi:i:^Y水川从从シ爻ミx;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:._、-─……─-- _イジ;:;:;:;:;:;:;:;:川从川
....,シ从ヾ;:ミ:爻乂从州洲洲洲从シ''^^ ̄  ̄  ̄ . . . : : : :, :, :, :,```````⌒⌒''<⌒
344
名前:普通のやる夫さん[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:19:34 ID:2f31018b
∧ /i, /|
ヽ Y ∧ ,. | ,'//
'i | i ! / | i ' /
i i ∧/ / / i / /
. 'i ',ヽ ' / 〈 i / /
| ' j | ヽ. V /
ヽ、 i ! 〉 ./
ヽ,,; | // 足跡の大きさと、歩幅から推測して、
i:〉 ´''''''''゙'r ´`>
. i´ : :,.,.,. :. ヘ/ 成長しきった牡鹿で間違いない
!: : :,'r‐ァ : : ヽ
/: : ,',. `´: : : : : ゝ、
;;;;;;; : : : : : ,.;;; : : : : `‐ .,
ヽ,_ : :_, 1:;:;'' : : : : : : : :ヽ.、
i': : : : : : : : : : : : : ;`‐- .,
. |: : : : : : : : : : : : : : ,',',:',:',:ヽ、
. | : : : : : : : : : : : ,;',;',;',;',;': :, '::.ヽ
i: : : : : : : : : : ,; ; : ; : ;: ; : : : ; :
345
名前:普通のやる夫さん[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:19:38 ID:2f31018b
-―― 、
'
| i
| _.ノ 、_.|
| (●)(●)|ヽ、__
.... -ヘ.(_人_)|::.Y.::::.:.`ー..、
,ヘ:.:.:.:.:.;.ヘ. ´ ` ,.イ.:.:.l.:.:.:...:._._:_.:ハ
Уヽ:.;:'.:.:.:.:il`ー .':.:.:/.::.:..:厶イ:.:.:.{
_/.:.:j_j.:.:.:.:.:.:.|ヽ、 /;.:.: 7.:: . 斗'´.:.:.:.ヽ 牡鹿は三日おきに、この獣道を通っている
`,V ,'`;、_:.:.jヘi. ソi:.: /.:.:.::::.::.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/:У_.′' ハ j´_.|:./_:_:_:;:イ、.:.:.:.:.:.:.:.:l 岳飛の読みを、見つけた足跡が裏付けていた
厶イヽ、_ー'゙  ̄ハ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,′
/.:.:.::ハ、ー三___jri.:.:.:.:.:.:.:.:. ; -―-.、:.:. /
,.イヽ、__ フハ.:.:.:.:.:.:.| ヽ!:.:.:.:..:_:_/.:..:..:..:..:.:.辷ヽ、_
/.::..:.:.:.::\レ'⌒ヽヽ、 `´ ̄ヽ/.:.::.::..:..:..:.、:.丶´.:..ヽ
i:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::.\_____i'i:.;'.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.: }、ーヘ
i:.:.:::::::::::::::ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽハ:.、:.:.
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【宋 岳飛(がく・ひ) 】
346
名前:普通のやる夫さん[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:19:41 ID:2f31018b
,:;;;:;ヾ ゞゞ'ヾ ゞ:;ヾ ゞゞ';':,;j:;, ;,i;:,i!:;,'ミ:.ミ,",:'';゙`;;:y;';;;:ゞミ;''ソ:;ゞ;';:;;:゙、`、;';:;";;;:;ヾ ゞゞ' ヾ ゞゞ'ヾ ゞ:;ヾ:;ゞ;;';:":;ヾ ゞ;
"'`',:'':;;:,'ミヾ:,;:ゞ'ゞ.;;:';;ゞ;:!; l .;,;::. :l.:;r"ソ;;:';;ゞミ:;.;;ゞ;:;ゞ,:;i''`ヾ;ミ:;;:,ゞ:;ゞミ,:;:'':;:;:;ゞ;ゞゞ;ゞ;:'':;;:,'ミヾ:,;:ゞ'ゞ';;ゞ;;'ゞ;;:'ゞ';;:.:;
.,.;;'ン:;.;ヾ ゞ:.;;ミ;:;ゞ':;ヾ;:;|;; | :;;;.;::.| ;|;;`;,'ミ:;ミ,"ゞ;", |; i :|!:.::.:.:.`;;:ソ:;:ミゝ,:;:'':;:;;.::;,'ミ:.ミ,"'゙ソ:;,:;.;ヾ ゞ:.;;ミ;:;ゞ':;ヾ:;':;;ヾ;:"
,;";:ヾゞ ゞ';:;:;ヾ:'':;:;,'ヾゞ|;;:.;;;:.,;;l:;;l.:;|;:;ゞ;;,':;.ミ,,:;:;'' :;|: l: ;|:. :. :. l .:i|;`::;,'ミ;r''ソ:;;゙、\ヘ;;:ミ:';'i:l;j;:l;,i:;;'ゞ;:ヾ;;:':;ゞ;ゞ';:ゞ;ヽ
.:;;;:;ヾ ゞゞ';::;;ヾ;;ヾ;ゞ:;;ゞ;|:';:.;;,;:.:;| ;;,:;|;:;ゞ;ゞゞ;ゞ,:;;ミ:;|;;:|:. .::;|:. :. :.;| .;:|;;:;ヾ:;ミ;:゙:, ,;.,. ,.:;ヽ:;ゞ!:;j:il:;j:,j,:r;ソ;:ゝミ;ゞ;ゞ:;;ヾ:'゙、
;";;;:;ヾ ゞゞ'::、:;;:ゞミ;'';;.,;ミ|;;:j ;;,;,: :;;.,;;:|゙、`:;,:;:'':;:;ゞ';:;"|:;.;. .:!: .: l ;l.;:i:|,:;:'';;:;";;:ヾ:.ゞゞ';;:`;ゞl;i;:l;j:j:;,j;|;;:;:ヾ:;ゞゞ':;ヾ;゙、`、;
ヾ;ゞ:;,;;ヾノソ;;ヾ;:;ヾ;:,ミゞ;|,;,:|.:;;;.::;;;:l:;;:|;;:'':;:;ゞ;ゞ';:;:ゞ;;|;: l .;|: ;| ;| ;|゙;;`、,.;::;,'ミ:.ミ,"::'';,::ミ,`l;;j:;i:;j:,j,l;;:;ヾ ゞ'::、:;;:ゞミ;';:,;.
`';:;ヾ;ゞゞゞ;':j.ij;j,!;,:, |;;::|:;,;,::.,;;:|:;;;|;:;ゞ;,:;:'':;:;'";ヾ;;|; . ;rj: i :, :| ,|;:;":;ヾ;;ヾ;ゞ:;;'':;ミ,",;.:;|:,j:i:;j:;,l:,l;ヾ;ゞ:;,;ヾノソ;:;ヾ;:ゞ
. ,.;;:゙:、,;"'`!;j;l;j,j|;:;ゞ,|;: ;;:.,;:.::;;;.|:;;゙|`;ヾ:;;ゞ;:ヾゞ:;ミ| i; {リ l :| :| :|::;;ヾ;;゙;:;";;:;ヾ ゞゞ' :,:;|;:;j;;l;,:ij;:|`':;;:ゞ;ゞ';;:ゞゞi;:.'i:;
.;,;ノ,;:;ヾ ゞゞ'|j.i:,j:,j|ミヾj:l:;;:|.,;;;:..:,;;.,;;:|ゞ;';i;r`、;:;ゞ;:';:;| l; ;: .;|: : .;|:; ;ゞヘ;'i: ;l.:i;;:ミ;:;ゞ;:";|;:ij;:l;,i.;j;|:'`'::;,l:';i:|:. :|::';l:,
ソゝゞ,:;゙;''`|,:j;;l;,:i|"゙`| l:; | ::;;;, ::. :;;| |i;li|;':;ヾゞ;ヾ;|;: :l: .:| :r :|;;:ミ:;ミ;| '; i; ト、;:ヾ:;゙';;:'|;l:j:;|;,:ij;:| 〈;:;..|;';:;| |;;':;.
;ヾ゙;:ゞ;;:ミヾ:;|.:ij;:l;,i|. |;. .;;':;;, ::;;:|.:;;;| |lij;|,;';,:'ゞ;, :ミ|;┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ノj;i:;i:l;i⌒ゞ|:l:j;,l;:i;|. |;; ,;| ;; ::;;;:| :; | |li|l|"゙'^!;li゙'`|; ┃ ┃
.:|:;i:;,l;|:. |;j;.i,;j.l;|:. |;,: ,;i ;; :;;;,:l ;;',|; .|li;l|;:;;、;|vl. |; ┃ 倒れた草や土の具合から、時はたいして経っていない ┃
:|;i;l;:l;|;. |,.j;l:j,;j,|;, |;, y' : ,-、:; ;; ;|ヾ|l;il|:;:;ミ;!;li} |;:┃ ┃
|;lj:;i;i|:. |;.j;i:j,;j,|ヾ;;|, ;' ;;;: !r:}.;;;:.; | |lil;i|;r゙"| ;i} |:; ┃ できるだけ物音を立てずに、足跡を追った ┃
;i;l.;;l;|;. |.j:;j,;j.j;|;;ゞ| ;;!:;;, ';`イ:;;;: :;| lli;l!| | il}. |:| ┃ ┃
;:l:;j;;|゙ |:lj.;j:,j.i;| | ;:|:,;;:,..:;;i.:;;;.:;;:| |i州 | li}.|;| ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
;i;:ij;tーz_,|,i;,j:j:;k,|弋|;; ;l ;;j; j゙ ;;' ,;k;| ,jl从| | k} |:j. ;;j:: .: :;|;;:. :;!: .;t .:;|. |,|:i:;|;.i|. |i| |,i;,j;j:;i,:;lj;i、,k;:|;';j;l:|:;;, . ::j:;'l;.
347
名前:普通のやる夫さん[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:19:44 ID:2f31018b
__ .. -─-、
.. -‐─- ´ ̄ ヽ.
/ |: i
. / |i ./ |
|i .′: 、 |l/ ∧
|ト./ : : ヾー// : ∧
∨l! ,′ : //´ j ミ その先で、牡鹿が倒れていた
ヾ: i : // .ソ ミ
∨| : //_, ,, -‐ ""..ノハ ミ 牡鹿は岳飛の姿を見ると、
l`ヾゝ...: ! (_/ .″ ,,.. -‐、'´ ∨ ヽ
弋_7ノ.::.. ゝ..r‐-'ヽ i""´ ヾ ) ヾ. } 暴れはじめた
i:::::.:.... _):::| | / } ..::/ i :
∨ー'' `{::::| / .′ /.:::/ ! ..:i
.∨:. |::::ゝ. i ./.:::/ |...:′
∨:.. |`ヾ.i |`ヽー-、.:/ |.::i
.∨..::::ノ | |へ.. `ヽ、 /.:::|
`ー” ./ ハ、  ̄ /.:::ハ
/_人_,ハ `¨ ´
348
名前:普通のやる夫さん[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:19:47 ID:2f31018b
. ,. -┬- 、
/ ノ '⌒ヽ{∧
/7´ Vハ
/7 }/}
{ハ }/}
. {∧ /_/
Vハ /_/ /7 立ち上がろうとしたが、
Vハ ∠ノ /7∠>
{_フ_フ_フ_フ_)]_]/_/ 躰を起こすことができないようだった
{_フ_フ_フ_フ_)
/ノ '⌒ヽ∧ 牡鹿の後脚には、
/7´ Vハ
. /7 }/} 細縄が巻き付けられていた
{ハ }/}
. {∧ /_/
Vハ /_/
Vハ__∠ノ
\{_{_{_/
349
名前:普通のやる夫さん[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:19:50 ID:2f31018b
;;ヾゞヾ(((((((しししヾヾヾ;;:ゞゞゞ((((;;|il!|巛;..;;彡ニミミ;|i|彡彡///巛彡彡彡彡;;;:;。;;;;
;: .::;;;ヾヾ(((((((ししし;;ゞゞゞ::...;;;))))ヾill};;;:;:;;;:;,__ _こ|i|ツノッッッノノノ,.ツ少彡彡ツ;;;
;;:: ;::. :;ヾヾしし((((しし;;.;ゞヾ;;ヾ)))))|;l!|_;;。__;;::.;___;;:,;;|i|ン 彡彡彡ノツミツラフフフ;;
;;::;;:: :...:;;;ヾヾヾ(,__))(((,,;;,.彡..;.;; :|i|l| |!il|√ミミミミミミミニ}i};:;.:: :.;ツ フ彡彡彡彡::;:.フ彡
;;.。;..;;;:..,;:.;;ヾヾヾヾ||;、;;|||;。;..;./:;;;;| il|;;}iil|ミミミミミミミヾ;ゝ|i|ゞ;;ゞゞヾヾ彡彡ソ;:゚;.:.彡彡
;;;;;:;;;;;;:;:;:;,,::::;ゞゞゞ ||ゞ;||.|;;..:;:/;:;:;:;|.,il|;;|l!l}三ニニ==ニミミ;|i|彡彡彡彡ノノラノ;;::;。;,:;:;:;.;;;:
;;。..;;;:::;.:. ;;;:.゚ヾヾl;;.;{{;;.;||;|;;;/;:。;゙; |;;ll|;;|lil|ツ;: ::;:;:;::;;;;;;:;ソ|i|ヾヾヾゞゞ刀(((彡///;;:; :;;;
;,;::.::,゚::.,;;,,..;;.;,;ミミ;;.;||; ;||;レ;;;; .:::;:*.|;ilii|:;|iil|,,.;;::.ヾヾヾツ>>;;;}i}ツツヾゞゞ;;ワウワウラリリゥッラリリ
::.:.:,:::|;;::;:.:;;;.,,ミ|;|| ..||;。|!/..;;:;::;|;/:::|i!il!};|!il|彡彡ミミヾ彡彡}li}ヾヾヾミ|!;;リリツくララスリ::::彡
ヾヾ|{彡;:;||;::;;:.v|.!;::|ミ{i{;::;:|::>l/;;;;|.lili!|;|;;i|;レヾヾヾ彡彡彡}ili};;Y;;:.ン||ノノノラワリリ彡;;゚,リリ
;:;ヾ{ |彡;;||;;。;:;;|;|.|;;|;|;;||ヾ;;|ミ|レ'"| il!l|;;|;il|;|彡ミミ;;;゚:;:ヾ|;ゝ}ill|;{''"゙;;: ||彡彡ソリスルン||;;:;
;;。:;| ;}彡;||''゙""|;;|.|;{i{;;}i} | }|;:;:;}..i!li| |ili|;|;;;゚::.ヾゞゞゞ;Y .|ili|;};.;::.;::;彡Yii|;、;;:.;||ツ:.;;||;;.;
;:;.;;{ ;|ツ || .| ゞ;|!|ノノ | ||;*;:!..iil!|.}i!l}.| ゞヾヾ;;} |!ii|| || :|!il| .|| .||;;,.
;;: ;|'''|"'゙''||"'゙''''}'゙''i| i /"'゙''|"'||"'゙|;;il!l|゙|ili|゙{"'゙''"'゙''"┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
| | ノ |ilil!} ノi };;lili}.|il!| ┃ ┃
ノill|i!.、 .{;;;!ili{.|ili{ ┃ 細縄は岳飛が、前の日に仕掛けていた罠だった ┃
{;;;llil!l|.|!ii| ┃ ┃
ノ;;!lliiル;| ii| ┃ 牡鹿が、この獣道を通ることを読んで、仕掛けた ┃
| !l| ┃ ┃
| iil| ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
{ i!l|
350
名前:普通のやる夫さん[] 投稿日:2017/01/09(Mon) 21:19:53 ID:2f31018b
___
/ \
/ 、__ノ \
| ( ●) \ ,,..,.,,...,..、..
ヽ ⌒)_ ,,..,,'"''.''":.:.:;.;;',.,,,,;.",,
`(__厂,′.,,"';;''''""^.:.:.:.:.:.:.:.::.....|
`-、_,,'' ,,ヾ:_;; ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| 岳飛は手にしていた弓と、
"'r.:.:.:.: ̄."''ヽ、_____/
∨.:.:.:.:.:.:.Y.:.:.:.:.:..:.l 背中に掛けた矢筒を降ろした
レ.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:::.:.:.l
|.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:::.::.:l 罠にかかった獲物に、
|.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:...:.|
|.:/.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:..:.| 弓を使う必要はなかった
レ.:.::.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:|
|.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:::.:.:.|
|.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:::.:、|
|.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.|
人.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:..:|
【宋 岳飛(がく・ひ) 】