【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです155【R-18】【技術開発】
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名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2024/03/26(Tue) 00:10:55 ID:6537e5d4
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『何しろ、始皇帝亡き後、劉邦と天下を争った項羽への批判として「匹夫の勇」「夫人の仁」がある』
『つまり、部下を慮るように見えて、いざ褒美を与える時には出し惜しみ、領土を分け与えず独占したから』
『部下がついてこなかったし、故に武将(現場指揮官)が集まらず』
『兵士を直接指揮する現場指揮官(匹夫の勇)としては優れていても』
『武将を指揮する上級指揮官(将の将)には成れなかったということだ』
『対して、劉邦は武将たちに土地を分け与え、降伏した諸侯の領土も安堵したから』
『武将が集まり、武将を指揮する上級指揮官(将の将)になれた』
ああ、匹夫の勇と言っても流石に「個人武勇」ではなく、「兵士を直接指揮する現場指揮官」でしかないという意味合いである。
対して劉邦は「将の将」、「現場指揮官を指揮する上級指揮官」と称えられている。現場指揮官としては無能ともディスられているがw
『おかしいと思わないかい?劉邦が領土を分け与えたってことは』
『つまり半独立した土地貴族を認めた封建国家であることを意味する』
『中央政府が全領土を直轄支配する中央集権国家ではなくね』
『言い換えると、項羽は土地を分け与えず独占したということは』
『自分≒中央政府が全領土を直轄支配する中央集権国家を目指したことを意味する』
『つまり、項羽と劉邦の戦いは』
『中央集権国家を目指した項羽と、封建国家でヨシとした劉邦の戦いだったとも言える』
『まあそりゃ、土地貴族、あるいは土地貴族になりたい武将たちは』
『土地貴族を認めない項羽ではなく、劉邦に味方しただろう』
『だがライバルを下して天下を取った劉邦の王朝は』
『必然的に、中央政府が弱体な封建国家にならざるを得なかった』
『ついでに言えば、当時の武将たちの感覚としては』
『中央集権国家ではなく、土地貴族が存在する封建国家こそが常識だったということだ』
『となると、当時の中国は中央集権国家だったと言えるかな?』
『実態は元より、理念的にも封建国家が常識だったと考えられるんじゃないかな?』