【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです51【R-18】

レス数:997 サイズ:905.08 KiB 最終更新日:2020-05-25 01:26:36

647  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2020/05/16(Sat) 13:50:22 ID:15836449
>>643
>>644
『ああ、伝わってなかったか。すまないね。』

・反転行進射撃(カウンターマーチ):マスケットの運用戦術。マスケットには「弾込めに時間がかかり、その間は無防備なので障害物がないと突撃で死ぬ」「突撃には適さない」という問題があったが、所謂「三段撃ち」を応用して、自動小銃のように間断なく射撃を繰り返しながら少しづつ突撃する。
ただし非常に難しく、誰でも使えるのが売りのはずのマスケットのくせに物凄い練度が必要という問題がある。なので銃剣兵に取って代わられた。

・移動弾幕射撃:制圧砲撃の一種で、突撃する歩兵の少し前に砲弾の雨を降らせて相手に「防御コマンド」を強制し、機関銃での反撃を封じ込めれば塹壕陣地だろうと攻略できるだろう、という理論。
航空偵察で着弾観測できるならまだなんとかなるが、恐ろしいことに「突撃する歩兵に着弾観測をやらせようとした」ので失敗した。
突撃してる間に歩兵はどんどん死んでいき、やがて砲兵は前線の状況がさっぱりわからなくなり、「砲撃がさっさと通り過ぎたあと、機関銃を構えた塹壕兵に対峙する」とかいうひどいことになった。
そもそも固定目標に向かって砲撃を当てるだけでも難しいのに、正確に揃った弾幕を少しづつ前にずらしていくなど狂気の沙汰である。着弾観測班との連絡が取れなくなるならなおのこと。

『つまりカウンターマーチと移動弾幕射撃は全然別物』

『マスケットと第一次大戦砲兵は全然違うだろう?』