私談・楚漢銘々伝

レス数:1000 サイズ:1080.26 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:38:18

494  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/09/09(Sat) 00:05:41 ID:cb05f38a
>>402
劉邦の天下統一後の反乱まつりは、まさに韓非子の
「巧詐は拙誠に如かず。楽羊は功有るを以て疑われ、秦西巴は罪有るを以て益信ぜらる」
を地で言った感じかな。
敵国に人質にとられていたわが子を煮殺して作られたスープをも飲み干して戦った楽羊が
「自分の子供のスープでさえ飲むのだから誰のスープでも飲むだろう」と言われて信用を無くしたように
わが子も親も妻も容赦なく切り捨てる君主は、
家臣のことなどいつ粛清するかわからないという猜疑心を招き、
「やられる前にやってやる」ということになったというわけだな。