私談・楚漢銘々伝

レス数:1000 サイズ:1080.26 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:38:18

171  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/08/30(Wed) 22:21:11 ID:e3b6c979
>>136
ちと色々ググってみた。
司馬遷が助かるために必要な金額は50万銭。
なお1万銭で1金らしいので、
韓信が老婆に与えた1000金は1千万銭で20司馬遷、亭長には100銭で0.00002司馬遷
審食其が朱建にポンと出した香典は100金なので2司馬遷。

wikiの「前漢」のページによると、
太子令の俸禄は等級上は600石で実際は月に70斛。漢代の斛は34.3リットルで10斗。
これは穀物の容積単位なので何銭になるかは換算が必要。

なお、穀物は1石あたり100~150銭とある。一石は約30kg。
日本なら1石=1000合=100升=10斗=150kgだが、漢代の斛と石の関係がよくわからない。
そもそも主要穀物が古代中国はコメじゃない。殷までならキビ、前漢なら小麦とアワだったようだが。
小麦は1ブッシェル35.2リットルあたり27.2kgらしいが、
仮に1斛を小麦1斛とした場合、1斛は1ブッシェル弱で約27kgで約0.9石であり、1石120銭とした場合、月給70斛は7500銭程度。
多少の換算の振れ幅を考慮しても1万銭にもならないのでは?ということで、月給50か月以上なのではないかと。
(サイトによっては1斛あたり70銭強としているものもあったが、それだと70斛で約5000銭)

2司馬遷をポンと払える審食其はやはり金持ちだ。