やる夫で学ぶ並行イスラーム論

レス数:513 サイズ:655.43 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:37:43

235  名前:◆gKNcHiCsig[] 投稿日:2017/01/11(Wed) 18:45:49 ID:1105e1b4
>>234
カフカースにあったハン国は20程度あり、19世紀初頭の2度にわたるロシア―ペルシア戦争によって
これらのハン国は全てロシア帝国の保護下置かれました。

これらの保護国は1860年代にまでに全て併合されました。
こうした元ハン国のメンバーはペルシャやオスマン帝国に逃れる(バクー・ハーンのХусейн-Кули-хан)
あるいはロシア帝国に残りそこで地元官僚や軍人としての残るパターン(タルク・ハーンのТарковский, Шамсутдин-Хан)
二つの例が存在します。

ただし、いずれにせよ王族ではなく良くてロシア帝国の貴族、精々地元の役人とどまりでした。

バグラチオン家はそもそも名目上とはいえ、ロシア帝国内でも王族として扱われており
精々が貴族程度の元ハンたちとは違います。ロシア革命以前に既にロシアにいない場合も多く、影響力をもはや行使できるとはいえないでしょう。

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