やる夫で学ぶ並行イスラーム論

レス数:513 サイズ:655.43 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:37:43

234  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/10(Tue) 14:15:16 ID:4117a6f3
>>227-229
多くの質問に回答して頂き恐縮です。
世界各国の王族や君主を調べるのが趣味でそのうちどこかの板で情報をまとめて挙げたいなと思っていまして
ヨーロッパや東アジアはニュースサイト等を使えばすぐ調べれるのですが
中央アジアの汗国に関してはwikiを見ても子孫の方が何をなさっているか情報がほとんど無く
途方に暮れていた矢先にこのスレを見つけて書き込んだ次第です

なるほど、イスラム知識人からはイスラムでは無いと考えられていたのですか
オスマン帝国が崩壊し、カリフ制も廃止したトルコでは当時のトルコ政府と近いイスラム法学者が
オスマン帝国のカリフはそもそも不当の存在と断言し切り捨てましたが
宗教学を修めた人間が本来宗教の権威たる人間をそういった観点から批判するのは
日本人からすると易姓革命的で違和感を拭いきれませんね、まぁ昔からどこでもあることなのでしょうが・・・

あっすいません、自分が書いたのは19世紀のギャンジャ・ハン国やシルヴァン・ハン国などの事です
誤解を招いて申し訳ないです
やはり王族扱いはされていたのですね。ただ個人的に疑問なのですが
インドやアフリカの地方の領主(藩王等)は今でも政界でそれなりの立場の議員だったり
崇敬を集めて私兵を持ったり、地方の伝統行事を取り仕切るなど現地において支持されるケースが多々あります
ですが中央アジアのハン、王族の子孫が現在目立たないのはやはりロシア革命が原因なのでしょうか
実際にロシア革命がおこった事で数多くのロシア貴族達は外国に亡命し、身分を隠して暮らし続けて
亡命先で出来た子供に自分の身分を明かさずに生活し、子供たちは自分がどんな身分の人間の子供なのか
知らない結果、資料が散逸し誰がどの貴族の子孫なのか本人達も分からないケースが多いと
某氏の呟きで伺いました。 しかし、汗国の王族の子孫とほぼ同じ立場のジョージアのバグラチオン家の子孫は
現在同国において活発に活動なさっており認知度も高く、グルジア正教会の大主教イリヤ2世も
王政復古を容認する発言をするなど、やはりケースバイケースなのですかね

打算的ですか。やはり政治を行うというのは理想とは切り離して考えねばならないのですね

様々な書籍をありがとうございます。日本でもそれなりに汗国の事を扱った書籍はあるのですね

最後に質問に答えて下さり本当にありがとうございました