やる夫で学ぶ「法学者の統治論」その2
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名前:携帯◇sSLW7aecKk[] 投稿日:2025/07/30(Wed) 17:35:58 ID:448b03f2
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◎まとめ 反欧米・反イスラエルの系譜
イラク 米軍占領への反発としての反欧米思想
植民地主義者・抑圧者への抽象的反発(~1970年代)→反イスラエルとその支援者への欧米の反発(~1980年代)
→フセイン政権におもねる形での反欧米(1990年代)→米軍占領に対する早期撤退としての反発(2000年代以降)
レバノン 抵抗のための抵抗としての反欧米・反イスラエル思想
イスラエル侵攻と米仏への反発(1970~1980年代)→イスラエルの完全撤退のための反発(1990年代)
→アルカイダ批判 欧米・イスラエルのテロ国家、恐怖の均衡による非対称戦争(2000年代)
→シリア内戦に介入する欧米・イスラエルに対する反発 (2010年代)
イラン 抵抗のための抵抗としての反欧米・反イスラエル思想
欧米・イスラエルの本質的な抑圧性の反発(~1980年代)→文明の対話 反欧米の緩和とユダヤ/シオニストの分離(1990年代)
→文化的イデオロギー・体制擁護/保守派ウラマーの打倒 (2000年代以降)
ハマース 抵抗のための抵抗としての反欧米・反イスラエル思想
抑圧者打倒及び妥協なきパレスチナ解放のための反欧米(1980~1990年代)→停戦のためのイスラエルへの歩み寄り(2000年代)
→第三次中東戦争ラインでの妥協のための反シオニスト思想(2010年代)→正当性保持のためのイスラエル攻撃
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乂 _;::{ Ⅵ:| Vり Vリ 'イ|「 まとめると、このような形でしょうか。
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,:::/:::/:::}::|::.、 ,., イ:::| 最終的には米軍の占領統治打破の方向に向かったイラクの一部を除き
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/::イ:::,::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄`´ ヽ|:::/イ:::::ヽ イランもヒズブッラーもハマースも、強硬な姿勢から始まり
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{ {::::/∧ ヽ╋`¨¨¨╋┼╋ノ Ⅵ 多少の妥協をしつつも、自らの存在意義を保つために
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{ |::::| ヽ | ∨ | 全面戦争にならない程度に反イスラエルや反欧米思想に基づいた行動をする。
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| , | ,: | その在り方の限界が来たのが、今回のイスラエル回りのものだったのではないでしょうか。
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