やる夫で学ぶ「法学者の統治論」その2
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名前:携帯◇sSLW7aecKk[] 投稿日:2025/07/17(Thu) 14:16:01 ID:3b51b665
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「目標は、力ずく、まやかし、金、科学やメディアの先進的潜在能力に依拠した全方位的な運動との対抗において、
イスラーム体制及びイスラーム共和国を防衛することである。この危険な悪魔的潮流に対抗しなければならない。」
「この大国は、すべての抑圧的な要求、またすべての地上を腐敗させる諸企業や巨大経済ネットワークの諸装置に反対し、
覇権のシステムに反対し、覇権の行使に反対し、不義・圧制に反対している。これら(の反対)は、抑圧機関にとって大ごとである。
抑圧機関は、単にアメリカ合衆国、誰々という大統領、アメリカの何々という政権、何処々々というヨーロッパの国などではない。
抑圧機関は一大ネットワークであり、それにはシオニスト・ネットワークも含まれる。国際的な根幹的通商ネットワークも含まれ、
世界の複数の主要金融センターも含まれる。
これらの者らは世界の政治的諸問題に対して様々な計略をめぐらせており、数々の政府をもたらしては、それらを取り崩すことをしている。
その総体にはアメリカ政府が含まれ、ヨーロッパの諸政府が含まれ、この我々の地域の原油を貪る裕福な者達の多くも含まれる。
(これらの者らは)その様な大国が発展し、上り調子になることに強く反対する。したがって、可能なことをすべて、その大国に対抗するために行うのだ」
松永2012 p2
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|八:::::::〈 Vツ 、 |/|/ } \_〉 具体的な発言を見ていきましょう
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|:::::| , 、 /:::::::/:::::| これは2009年イラン国内の大学生との対談における
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/:::::::个 :::::::::/:::::::::::| ハーメネイの声明です。まず気になるのは……
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/:::::: /\:::{ ̄ 〈 / / | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
. {:::::::/ { 只 ̄ / __ | イスラーム体制及びイスラーム共和国を防衛することが目的だ と自身の役割を述べています
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/ //  ̄`\_ノ / ̄ニつ /:::::Λ ここでは、ホメイニー期に見られた 被抑圧者との連帯や諸外国の革命への志向はありません。
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〈/  ̄ ̄\ \  ̄ ̄\ /:::::::::::::::::| 外向きの反欧米から内向きの反欧米に変化したことが、うかがえるものです。
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