【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです166【R-18】【技術開発】

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460  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2025/01/14(Tue) 22:44:46 ID:34202f2c

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『一次大戦は「陣地戦」かつ「火力戦」になった』

『要は敵味方双方が攻城戦を繰り返していたのに近く、当然のように莫大な時間と戦費とハンマーが費やされた』

『戦術的に勝ったところで大量の砲弾と人命を費やして、数百メートル進むだけ』

『そこでまた敵は似たような塹壕陣地を掘りなおして似たような攻城戦が繰り返され、戦費と人命と時間が吹き飛ぶ』

『最終的に敵を降伏させたとて、敵も似たような戦いで疲弊しきっていて取れる賠償金などありはしない』


『漁夫の利を得た日米以外の誰もが思った。もうこんなことを繰り返したくはないと』

『だがそれは平和主義ではない』

『次こそ勝ってみせる!・・・ただし火力戦などという「非人道的」なものではなく、機動戦で華麗に短期決戦しようと』

『戦勝国も敗戦国も、故に戦間期には似たような機動戦幻想に取りつかれ』

『攻城兵器(破城槌)であったはずの戦車は騎兵と化し、砲兵は自走砲となり』

『戦わずして勝たんと戦略爆撃機が量産された』


『結局二次大戦も火力戦になった。とはいえ、騎兵戦車はそれなりに使えたし、戦略爆撃機も戦術用途に転用して使えた』

『一番ゴミだったのは自走砲だ。』

『結局大量のトラックで燃料砲弾を運んでやらなきゃ、直ぐに弾切れ燃料切れを起こして機動戦どころじゃなかったからね』

『比較的成功した自走砲は、「足回りに比して砲が貧弱」という一見アンバランスなもので』

『そのおかげで余分に砲弾を搭載できたから比較的要る方の要らないブラザーズ(自走砲)になった』

『現代ウクライナ戦でも、割と似たような理屈で「トラックの上に砲を乗せただけ」のカエサルが比較的要る方の要らないブラザーズと化している』


『まあこのように、補給をどうするかが直接戦闘部隊としての成功にもダイレクトに影響を与える』

『そもそも生産力が足りてないのは論外として、つまり今の世界は論外なわけだが』

『自走砲にとってのトラックのように、輸送手段も重要になる。』

『とにかく補給あるのみだ。補給の無い軍隊はMPの切れた冒険者と同じだからね』