777  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2024/12/28(Sat) 01:12:43 ID:6f785991
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『さてその上で、原初の生物が「ずっと覚醒している状態」と「ずっと寝ている状態」のどちらかだったとすれば』

『どっちだと思う？』

『睡眠内政を行わない生物は考え難い。代謝、特に細胞分裂は生物にとって本質的だからね』

『一方で、外界応答（戦争）を行わない、あるいは行うにせよ極端に鈍い生物は考えられる』

『例えば植物は、動物に比すれば外界応答が鈍い。食虫植物やつる植物はある程度外界応答するとはいえ』

『草食獣に食べられてても逃げたりしないわけでね。』

『生物の場合、子孫の一部が死ぬことは織り込み済みで繁殖を行えるから』

『軍備をあまり重視せず、最低限の内政だけやって、天敵に襲われたら諦めるって生存戦略もアリなわけだ』


『となると、植物のように外界応答をあまり行わない、睡眠内政だけやってる「ずっと寝ている状態」の生物は現状でも存在する以上』

『原初生物がそうだった可能性は十分あるが』

『睡眠内政を行わず、外界応答ばかりやってる「ずっと起きている状態」の生物は現状でも存在しない以上』

『原初生物がそうだったとは考えにくいだろう』

『恐らくは、原初の生物は「ずっと眠っている状態」「専ら細胞分裂等の睡眠内政だけやる状態」として生まれ』

『進化の中で二次的に「覚醒する能力」「外界に応答して運動する能力」を身に着けたんじゃないかな？』

『故に、人間も寝ている間は外界応答しないが、心臓は動き続ける（内政は続ける）し』

『恐らく麻酔も睡眠と似たような状態だから、麻酔をかけても外界応答が止まるだけで心臓は動き続けるわけだ』

『睡眠内政する（例えば心臓が動き続ける）状態が生物のデフォルトで』

『戦時にのみ仕方なく覚醒してる（例えば脳を動かして外界応答してる）わけだ』

『そして勿論、心臓がなくても睡眠内政はやるし、脳がなくても外界応答はできるわけだ』