【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです165【R-18】【技術開発】

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576  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2024/12/17(Tue) 01:26:50 ID:23336db8
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       ノ             ゝ─く: :| r''"        ',.  ‐=彡'   }!
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『そのように、カラテとジツの違いについて考察した上で』

『ジツの中でも、比較的カラテに近い安定性・持続性があるもの、あるいは無いものがあることも考察しておこう』

『例えばソードワールドの魔法は、元ネタであるD&Dの魔法に比するとできることが少なく、万能性や応用力には欠ける』

『だが、カストゥールみたいな魔法文明に適しているのはD&Dではなくソードワールドの方だと言える』

『【安定性・持続性が高い】からだ』


『例えば「ギアス」という心術がある。効果自体はソードワールドとD&Dで大差がない。命令を遵守させる洗脳魔法ってところだ』

『しかしながら、D&Dのギアスは一か月ほどで効果が切れる。対してソードワールドのギアスは永続だ!』

『勿論、追加で魔力を食うわけでもない。ジツの中ではカラテに近い持続力があるよね?』


『持続性は、冒険者レベルではあまり重要じゃないかもしれないが、文明レベルで言えば滅茶苦茶大きくなる!』

『例えばソードワールドのギアスでドラゴンを従えた場合、そのドラゴンは永続的にカストゥールに隷属することになる』

『実際、カストゥールが滅びた後でさえ、ドラゴンはギアスに呪縛され続け、カストゥールの秘宝の万人を続けざるを得なかったわけでね』

『このようにドラゴンを戦力ないしは労働力として安定的・永続的に使役できることは、勿論文明としてはすごくデカイ!』

『対して、D&Dのギアスで同じようにドラゴンを呪縛したところで、一か月で効果が切れて脱走される』

『安定した戦力・労働力にならない。いや脱走で済めばよいが、普通は怒り狂ったドラゴンに復讐されるだろう』

『カストゥールのギアスは文明の礎になるが』

『D&Dのギアスは文明の礎どころか、むしろ文明自滅の引き金になりかねないわけさ』


『心術はこのように、「効果が切れると復讐される」って強烈なリスクを背負ってるんで』

『持続性や安定性がかなり重要になるわけだ。特に文明運営においては』