岩田聡の逆襲 その2
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名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2024/12/01(Sun) 23:16:57 ID:bcfc85b3
MOTHER4 発売に関して思うこと
糸井さんの提案の、他の作家がMOTHERの続編、あるいは外伝を作る。ゲーム以外での形ででも。
というのは一見、同人的な見方に見えて、ゲーム業界ではそっちの方が常識なんだよね。
ゲーム制作の権利は、作家じゃなくてメーカーにあって、
FFの坂口も、マリオやゼルダの宮本も、最新シリーズの制作は後進の人になっている。
だからそういう意味では糸井さんのマインドはこの対談で、シリーズ続編の自身での制作は無理だけど、
次の世代への許可へと向かっている。
そこで永田から問われる(任天堂の社長として)「『MOTHER4』は出るんでしょうか?」という問いは…
謂わば続編制作への一縷の望みというか、希望というか、そういうものを含んだものだけど。
「……前の制作体制と同じ形で『MOTHER』が新作として生まれることはもうないと思います」
それはメーカーとしてMOTHERシリーズを作れる任天堂の社長としての立場を超えた、
「MOTHER」の新作は作らない、それ以上に作家「糸井重里」がいなければ「それはMOTHERではない」という
岩田なりの愛だと思うんだ。
思えば糸井の言う「自分以外の誰かが作った」別タイトルの作でも、、
「MOTHERのテイストが色濃くあったら」、「MOTHERの冠をつけてもいいよ」というのは。
ファンサービスであると同時に、制作者としての創作物への諦めというか、ネガティブなものを含んでるんだよね。
そして岩田のMOTHERの続編が出ないという言葉で、
糸井もまたそのプレイヤーのその後の人生そのものがMOTHERの続編で良いじゃん、
と考えを広げる。
そういう意味で締めの言葉は「可能性」を指す「ぽてんしゃる」なんでしょう。
そうは言っても一時期任天堂はモノリスにMOTHERリメイクを頼んだこともあり、
リメイクの可能性は0じゃないけどね。そういう意味でも「ぽてんしゃる」
番外 終わり