岩田聡の逆襲 その2

レス数:1000 サイズ:975.08 KiB 最終更新日:2024-12-22 23:49:47

365  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2024/11/10(Sun) 22:29:21 ID:1e055d51

Q ゲームがというか、任天堂の商品が必需品になるためには、
      任天堂には何ができるのか、何をするのかというのを教えてほしい。


   │ まず私は娯楽製品が必需品になるとは、あまり考えておりません。
   │ また必需品にする仕組みをつくったら、未来が安泰だともまったく思っていません。
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      │というのはどんなものも、一見ある時期には必需品のようになったものも、
      │  何らかの破壊的なテクノロジーが現れて、イノベーションがバーンと起こると、
      │    そんなビジネスはあっという間に壊れるわけです。
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            │だから会社の寿命は何年だといわれたり、かつてエクセレントカンパニーだ、ビジョナリーカンパニーだと褒め称えられた会社が、
            │  5年後、10年後におかしくなることが多いわけです。
            │ですから必需品になるために頑張って、必需品になったら、その構造でずっと安定して儲かるという発想でいると、
            │  たぶん任天堂は長期的には栄えないと私は思っています。
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                  │ですから、むしろそうではなくて、娯楽企業の本質に立ち返って、
                  │ われわれは究極には、なくても生きていけるものをつくっているんだけれども、
                  │  なくても生きていけるものなのに、優先して買っていただけるものというのは何だろうということを意識して、
                  │    つくり続けないといけないと思っています。
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                   │それができなくなったら、任天堂がいまどんなによい状況だと言っていただけても、たちどころにおかしくなるわけです。
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