やるやら冒険記!!!2ページ

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30  名前:不死鳥男21号◆FKqF7An06c[] 投稿日:2024/10/07(Mon) 22:31:55 ID:???

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         ト、  | }    }个o。   ー   .イ八 /: /
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│ 「ええ上出来ね、この上ない最善の結果よ」                                                                │
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│ その場に現れたのは方舟内部で培養していた肉体に意識データを移していたノアだった                                   │
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│ 「衛星砲の準備は整った。ハウンドというおもちゃを得た愚かなS.E.E.Dも勝利を確信しこの場所へと本隊を送り込んできている」          │
│                                                                                          │
│ 「全ては私の計画通り、残るは旧文明の負の遺産の幕引きだけ」                                                    │
│                                                                                          │
│ ドラムカンとハルカには知らされていなかったノアの計画。それはわざとハウンドのコントロールをS.E.E.Dに奪わせた上で              │
│                                                                                          │
│ 方舟というエサを目の前に与えエサに釣られて集まってきた所を衛星砲で一網打尽に吹き飛ばすというものだった                      │
│                                                                                          │
│ 「”これからの時代”にはこの舟や私達のような負の遺産は必要ないのだからこそここで全てを終わらなければならない・・・けれど」        │
│                                                                                          │
│ 既に方舟のシステムを掌握しているノアはトランスミッターを起動し転送対象をドラムカンとハルカを選択する                        │
│                                                                                          │
│ 「待って何をしているのノア!?」                                                                        │
│                                                                                          │
│ 困惑するハルカにノアは優しく微笑む                                                                  │
│                                                                                          │
│ 「ハルカ、私にとって初めてで生涯の友達。アナタはこれからの時代を生きなさい。そこのバカ面下げたアナタが最も大切に思う人と一緒にね」 │
│                                                                                          │
│ 「どうして・・・!?みんなでみんな一緒に生きて行こうよ!」                                                   │
│                                                                                          │
│ ハルカの言葉にノアはゆっくりと首を横に振る                                                             │
│                                                                                          │
│ 「それは出来ない。言ったでしょう私達は旧文明が遺した負の遺産。新しい時代には不必要な存在なのよ」                       │
│                                                                                          │
│ そしてノアは最後に衛星砲のアクセス権とかつてノアが作ったネットワークの管理者権限をハルカへと移譲する                      │
│                                                                                          │
│ 「アナタ達が正しいと思う事に使いなさい」                                                               │
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│ ノアの最後の言葉が届いたかは定かではない。トランスミッターが起動し二人はノアが指定したとある座標へと転送されたのだから         │
│                                                                                          │
│ 「悪いわねアンタを送ってやれなくて」                                                                │
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│ 最後にノアはクリスに向かって言う                                                                       │
│                                                                                          │
│ 「いいさ。私の居るべき場所はこの人の隣だけだからな」                                                       │
│                                                                                          │
│ やる夫を抱きしめながらクリスは幸せそうに笑う                                                               │
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