岩田聡の逆襲

レス数:1000 サイズ:837.53 KiB 最終更新日:2024-10-13 23:26:26

206  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2024/07/14(Sun) 22:25:39 ID:b86e0c62

  ちょっと寄り道


            おいしい生活


   /        \
  /   ______\
/  /           \
|  \    __    ___ヽ
|   /   __\ || /__/
|   |   ヽ  ●) ヽ  ●)
∩\|     ̄ ̄  | | ̄ ヽ
ヽ∂     _/(   |)  ノ
 ∪     /     ヘノ  ヽ
  (_      /二二二/.    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ヽ   //    /   < お前、おいしいやっちゃなー
    \    \   ヽ     \________________
      \     ̄ ̄ /
       ヽ─||||||||||


 岩田聡が通っていた西武デパート。当時のキャッチコピーが「おいしい生活」。

 このコピーは大きな反響を呼び、また後年「日本のコピー500」でベスト1に選ばれたこともある。

   ・懐かしいテレビCM 西武 おいしい生活 ウッディ アレン
      ttps://www.youtube.com/watch?v=1HG8SNWNg4k

   ・おいしい生活 「矢野顕子」
      ttps://www.youtube.com/watch?v=RasjD6tAPT8

    質実剛健が美徳とされていた時代から、バブル消費経済へとひた走る時代性もあっただろうが、
     人生を味わってもいいんだよ的な肯定的なメッセージがまぶしい。

 今では「おいしい」というのを色々組み合わせるのは
 ダウンタウンのまっちゃんの笑いをかっさらう人に対し「おいしい奴やなぁ」や漫画「美味しんぼ」とかで広がっていて、
 あまり奇抜なイメージはないが、その先駆けとなったコピーと思えば、その価値は更に高まるように思う。

   個人的に、「リッチな生活」「セレブな生活」「ぜいたくな生活」「ゆとりのある生活」のような一つランクの高い生き方を、
   「おいしい」という極めて身体感覚に近い、生活の基盤となる食と、実感の伴った形容で表現したところに、
   巧さが、旨さがあるように思う。

   比喩として本当に感覚的に伝わる。

   このキャッチコピーで有名になって一大コピーライターとなった糸井重里と、岩田聡は、後に邂逅することになる。

   しかし糸井さんって若い。戦後の困窮も生きた人なんだって。