【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです156【R-18】【技術開発】

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684  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2024/04/20(Sat) 23:24:55 ID:067ca37f
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『少なくとも、その生物のようなものは、僕らの世界の生物に近しくともかけ離れていた』

『無限の力はあれども、無限の力があるからこそ、意思も知能も感情もない』

『それが後に「悪魔」あるいは「魔力」と呼ばれる異界から来訪した存在だった』

『後にそれは他者の欲望を食らい、願いを叶える存在になったが』

『当初はそうした方向性すらなかった』

『ただ、意思も知能も感情もなかった割にある日生物の欲望に興味を持った。』

『と言っても、獣のそれは食欲程度のものだったけどね』

『無限の力の一部を気まぐれに食料として与えるようになり』

『やがて食欲に何の意味があるのか興味を持って、自分でも食べてみた』

『獣の持つ食欲そのものを』


『本来、無限の力を持つ「悪魔」「魔力」には食事なんてものはないはずだったが』

『しかし必要ない食事をしてみたところ、それは非常に美味しかった』

『かくして、悪魔は「欲望に対する食欲」という、本来必要ないはずの機能を備えるようになった』