【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです152【R-18】【技術開発】

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377  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2024/01/31(Wed) 23:45:40 ID:1789e598

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『で、穀物本位制を導入するってことは何を意味するかってーと』

『穀物が(金本位制にとっての)金塊に見えてくるわけだ。』

『お国、特に大蔵省は、「金塊」(穀物)を大喜びで「兌換紙幣」(お米券)で引き取る』

『国からすれば、紙切れに過ぎない兌換紙幣(お米券)よりも金塊(穀物)の方が価値があるんだから当然だ』

『これは別に農家に対する慈悲ではなく単なる損得の問題だが、農家にとってはありがたい。』

『豊作貧乏を起こしそうになっても市場に穀物がなだれ込んで値崩れする前に、国が余った穀物を定価で引き取ってくれるわけでね』

『また逆に、「兌換紙幣」である以上、兌換(お米との引き換え)を要求されたら定価で応じるしかない』

『つまり、不作で穀物不足になって苦しんでも、お米券さえあれば定価で穀物を買えるわけだ』

『よって、穀物が余れば買ってくれるし、足りなくなれば売ってくれる。いずれも定価で。』

『穀物価格が安定するから、豊作貧乏で穀物を売る場合も、不作で買う場合も、農家としては安定した生活が可能になる』

『それに増産すれば普通に現金収入が増えていくから、発展性すらある!』

『元々、インカ農耕共産制自体、「囲い米」めいて不作時に米を放出する機能もあったわけで』

『もう重税・不作・豊作貧乏で苦しむことがなく、どころか増産で右肩上がりに豊かになっていく農家の楽園が生まれたわけだ!』

『日本の農家もその恩恵はデカかったが』

『気候上、日照りを干ばつが日常茶飯事な中国農民は特に助かったらしい』

『そりゃ、「徳」があるよね?というわけで中国人は「和」王朝の「皇帝」の支配を喜んで受け入れたわけだ』