普通のやる夫板短編所part24
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名前:◆kG1Z1Fwv4A[] 投稿日:2024/04/16(Tue) 18:11:07 ID:c0dd1656
最初の一個を胃袋に納めた俺は、意図せず感嘆の息を漏らす。
”美味い餃子”だ。
たった一個目で、”形ごときで文句は言わせない”と、この丸餃子は俺を屈服させた。
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ィ‐ 丶
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……お、生姜効いてる。 / >-┴,
`{ / ̄ ヽ=ー`' ‐、
ゝ{ ヽ ヽ.
ヾ-、 y、
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rー-┘ ∨ E三{ / ̄ /! ヽr∧
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口内に残っていた餃子の熱さが、漏らした息と共に排熱される。
ニンニクやニラの残り香も息に混じっていたが、そこから今まで伏せていた生姜の香りが鼻から抜けていく。
生姜の爽やかさによって食べたそばから口直しをしている気分だ。
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