【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです121【R-18】【技術開発】

レス数:1000 サイズ:1154.8 KiB 最終更新日:2022-08-20 23:49:58

236  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2022/08/01(Mon) 00:16:57 ID:b9f5238b
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(魔法少女視点)

魔法少女(わたしたち)はいらだっていた。

阿良々木暦という侵略者(デーモン)風情が、人々から守護神として崇められていたから。

勿論、デーモンとて全くの有害無益ではなく、何某かの恩恵を施すことも珍しくないが、

それは結局人類から搾取するための策略に過ぎない。

悪魔(デーモン)の誘惑とは常に魅力的なものだが、最終的な対価は破滅と決まっているものだ。

阿良々木暦とやらも例外ではあるまい。

いや、仮に阿良々木暦が例外的に「善良な」デーモンだったとしよう。

それならそれで手温過ぎる。

あれだけの力を持ちながら、侵略者を倒すでもなく、ただ防御し続けるだけなのだから。

それでは根本的解決にはなるまい。

あたかも、侵略者(身内)を傷つけることを恐れているようではないか。

ほら、それこそが、奴が侵略者(デーモン)である証というものだ。


・・・とはいえ、流石に民衆の支持もあり、信用できないとしても彼のお陰で被害が軽減されているのも事実。

何より、全力で攻撃しても、無防備で受けてかすり傷一つ負わないのだ。

排除すればデメリットがあり、そもそも排除方法自体見つからない。

ならば優先順位は下げて、後回しにする他なかった。