【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです117【R-18】【技術開発】
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名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2022/06/04(Sat) 07:04:02 ID:bf2c5f79
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『とはいえ、現場猫案件を連発しても、転移者たちは外交包囲網を食らうほどには外交的孤立はしておらず』
『交易や技術交流する程度には友好的な外交関係を保っていた』
『「隙あらば殺そう」「隙あらば技術者を拉致ろう」と思われる程度には険悪でもあったけどね』
『なんでかと言えば、転移者たちが形式的にであれ、現地の封建制秩序に従ってる・・・ように周辺国からは見えたからだ』
『転移者たちは最初にエンカウントした土地貴族から、エルフの森を「封土」として受け取っている』
『封土を受け取るってことは、土地貴族様と封建契約を結び、臣従と引き換えに土地の領有権を保証されたってことだ』
『無論、現地人からしても形式的なもので、実質的には同盟国程度のもので本当の臣下ってわけじゃないが』
『それでも現地秩序に一応従ってるのは大きい』
『少なくとも「それなりの身分保障があり、話が通じる相手」と最低限の信用は得られるわけだ』
『だが、転移者は例によって中世常識に無知だ』
『「土地を受け取っただけで臣従したことになる」というのが理解できなかった』
『いや、理解したらしたで「そういうことになってたのか。仕方ないからこのまま形式的臣従を継続しよう」と穏便に済ますこともできたわけだが』
『多分、転移者たちは発達障害だね。その辺の折り合いを付けることができず、馬鹿正直に「臣従は誤解でした!」と叫んでしまったわけだ』
『転移者たちからすれば「誤解は解いておこう」「正直に真意を伝えよう」というある種の誠意なんだが』
『土地貴族様からすれば臣下に反乱を起こされたに等しい。「面子を潰された」「舐められた」案件になる』
『結果、転移者は土地貴族様のみならず、周辺国を敵に回して、外交的包囲網を食らう羽目になった』
『敵対勢力と折り合いが付かず戦争になるだけならばまだしも、流石に外交的包囲網を食らうのは「悪」であり、外交的失敗だろう?』