【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです101【R-18】【技術開発】

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26  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[sage] 投稿日:2021/10/03(Sun) 05:53:50 ID:9b8bfcff

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地位=自由=恐怖+理想

『だが、地位とは相手を支配する心術たるドミナンスやプレステージだけではない』

『そうした支配構造をひっくり返す革命(リバースドミナンス)たる「自由基盤」もある!』

『自由基盤のトリガーには、まず暴君とそれに対する恐怖がある』

『恐怖とは「闘争と逃走」の両側面を持つ。』

『暴君に勝てないと思えば(あるいは対外戦争で必要だと思えば)「服従」と言う形で「逃走」するだろうが』

『革命、つまり「暴君と戦い殺してしまう」と言う「闘争」的方法でも恐怖は解決できる』

『チンパンジーにとってこの方法はかなり危険だったが』

『弱者連合を作り、暴君を囲んで石を投げられる人間にとっては革命(リバースドミナンス)はそれなりに有効な暴君対策となった』


『リバースドミナンスを契約として見るならば恐らく、恐怖契約と理想契約に近いんじゃないかと思う』

・恐怖契約:(暴君に)殺されたくなければ(革命家に)服従しろ

・理想契約:(暴君に)勝利できる!勝利の暁には素晴らしい未来(暴君の女や財産の平等分配)が待ってるぞ!

『さて、気付いたかな?この組み合わせは実の所、対外戦争と同じだ』

『暴君を敵国に差し替えても同じことが言える』

『暴君に殺されないために戦うのも、敵国に殺されないために戦うのも、どっちも恐怖故だし』

『また戦争も革命も勝たねば意味が無く、故に未来の希望を語る理想契約が必要だ』

『勝てるということ。そして勝った後に素晴らしい未来が待っていること』

『そして奇しくも、戦争でも革命でも手に入る報酬は「敗者から奪った女や財産の平等分配」だ』


『・・・やることも結果も大差ないならば、人間の脳は革命や戦争を区別できるんだろうか?』

『いや、そもそも客観的に革命と戦争は区別できるんだろうか?』

『狩猟部族社会や現代国家ならばまだしも国境線ははっきりしているかもしれない』

『だが、戦国時代の大名間の殺し合いは、「革命的な内戦」と見るべきだろうか?それとも「対外戦争」と見るべきだろうか?』