【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです91【R-18】【技術開発】

レス数:1000 サイズ:874.37 KiB 最終更新日:2021-07-24 07:35:49

203  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2021/07/18(Sun) 21:29:05 ID:71a88b89
>>202
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『だよね?』

『ワルフラーンにとってのアイオーンは、「絵本の中のキャラクターを現実に召喚する手段」「弱者を強者に引き上げる手段」だ』

『向きは逆だが、これも孤独からの解放には違いない』

『そしてだからマグサリオンの理解力を奪う必要があった』

『正確な形で召喚しなきゃ意味ないからね』


『アイオーンが対アムリタ兵器であるのはまあ、それに比すればおまけだね』

『このスレ流に言えば、「自分が何者であるか?」というのは』

『「どの共同体に属して、どのようにプレステージを稼ぐか?」だ。』

『然るに、絵本の中に入れないワルフラーンは、絵本の中の共同体に所属できず、プレステージも稼げない』

『孤独なまま、「何者でもない」。荒野を一人で彷徨うホモサピと大差ない。』

『だからワルフラーンは属するべき共同体と、プレステージを狂おしく渇望していた』

『アイオーンがあれば、絵本の中のみんなを召喚できれば、共同体に所属できる』

『そしてワルフラーンは、「アムリタと戦う勇者様」「パンテオンの指揮官」として、自らの才と異質さを恥じることなく誇れる』

『この才能は、アムリタから「みんな」を守るためにあったのだと。「自分が何者であるか?」をもう悩まなくても済む。』

『ああ、アイオーン化した「みんな」もきっとワルフラーンにプレステージを与えてくれることだろう』