749  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2021/06/06(Sun) 01:11:08 ID:6e9caae2
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『狩猟部族社会ってのはある意味「白」かった』

『Mtgの白のように、アヴェスターの白陣営のように』

『個と言うものを持たず、誰も彼も均質なゲシュタルトの如き集団』

『みんなの心を一つに！とか言うだろう？あれをマジでやっていた』


『そうなった理由は愛国基盤と神聖基盤だ。ステラリス流に言えば軍国・排他・精神ってところかな？』

『病原体を防ぐため、あるいは暴君による食料や女の独占を防ぐために』

『宗教的な戒律が生まれていた。この戒律を破るものは疫病をばら撒く異常個体だ、その戒律を破る者は独占を狙う暴君だ、ってわけだ』

『この結果として、狩猟部族内で生き延びるのは宗教的な戒律・価値観に忠実な者となる』




『また。狩猟民の男は他の狩猟部族を侵略し、男を皆殺しにして、女を略奪することができた。』

『あるいは少なくとも、男はそういう侵略者から共同体を守らねばならなかった』

『この状況では、たとえリバースドミナンスを跳ね返して自分一人で部族内の女を独占できても意味がない』

『自分一人じゃ戦争に負けて、他の部族にハーレムメンバーを奪われるだけだからね』

『故に、同じ狩猟部族内の男同士は、部族内の女を奪い合うライバルであると同時に、対外戦争での戦友でもあったわけだ』

『ではさて、男個々人は、目の前の男が戦友であるか、それとも他の部族の敵であるかをどうやって判断するかな？』

『同じ戒律・宗教的価値観を共有しているかどうかが、判定基準にならないかな？』



『こうした、「軍国排他（戦友）」と「精神排他（戒律）」の重ね掛けにより』

『狩猟部族は同じ価値観を共有するゲシュタルトの如き均質な集団になっていたわけだ』