【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです85【R-18】【技術開発】
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名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2021/06/06(Sun) 00:22:45 ID:6e9caae2
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「ローゼマイン殿は、異世界に現代的な価値観を持ち込んでて、異世界の常識に割と無遠慮な面がある」
「学習して合わせる気が全く無いわけじゃないけど、学ぶ前に衝動的に現代人価値観を押し付けてトラブルになることが多々ある」
「まあ、愚かではあるが、それは良いとして・・・不思議なのが周囲の反応だ」
「そんなことやってたら間引かれそうなもんだが、なぜか間引かれない」
「逆に妙に友好的に受け入れれることが多い。家族に奴隷労働を強いても愛され、領主の家族を間接的に殺しても愛される。」
「ローゼマイン殿の色香に惑わされ、馬鹿になったかのようにね」
「だが、全員が友好的なわけではなく、逆に敵対的な人間も出てくる」
「それ自体は自然だが・・・そっちはそっちで、なぜか【馬鹿になることが多い】」
「例えばだ」
「ローゼマイン殿は、町で世話されていた孤児を無理やり引き取った。保護半分、労働力半分でね」
「これはかなり非常識な行動ではあった。町にとって孤児は「共有財産」「家畜」「奴隷」のようなものだ」
「必要に応じて人身売買するのもアリ、代わりに最低限面倒は見ろ、そういう取引の下、世話をしていたわけだ」
「残酷ではあるかもしれないが、実際問題町民だって別に余裕があるわけじゃない。負担を背負うなら見返りはあって当然だろう?」
「見返りを求めるな、と言えば、誰も孤児を世話しなくなるだけだ」
「なのにローゼマイン殿は町民たちの財産を強奪した形になるわけだ。そりゃ恨まれて当然だよね?」
「だが、町民たちは報復として、エントヴィッケルンで作られた白い建物を攻撃し、中に保護されていた孤児を奪還する・・・ないしは痛めつけようとした」
「これはこれで、異世界的には非常識な行動のはずだ」
「町民にとって孤児が家畜や奴隷であるように、魔法貴族にとっても町民(平民)は家畜か奴隷」
「魔法貴族であるローゼマイン殿に財産を差し出せと言われれば大人しく従うほかないし」
「少なくとも、貴族の作った白い建物に報復するのは明確な反乱になる」
「なぜそんな常識を現地人が知らないのか?おかしい?おかしくない?」