【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです82【R-18】【技術開発】

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659  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2021/04/25(Sun) 09:43:48 ID:405a88af
【本好きの下克上技術】

○隠し部屋に一緒に入る(隠喩)
隠し部屋はプライベート空間であり、内部で何が起こっても外からは監視も介入できない。
何かあっても助けが入れない場所なので、他人と二人きりで入室することは危険過ぎると認識される。
特に夫婦でもない異性と二人きりでの入室は、婚前交渉があったと思われても仕方がないくらいに破廉恥とされる。
10歳ごろから異性の立ち入りをはばかるようになり、婚約後は一切の立ち入りを禁止する。

子供のうちは親と魔力登録して親の隠し部屋を使わせてもらうが、いつまでも共用で使う者ではなく、洗礼式から貴族院(魔法学校)の入学前ぐらいに自分の隠し部屋を与えられる

●門・礎関連:ツェント(王)やアウブ(領主)によって作られる街の根幹を守る魔術具や魔術的な効果を持った建造物も魔術具と言える

・国境門:ユルゲンシュミットと他国の間を行き来する為の転移門
初代王によって作られ、王都その地の領主、両方の許可が無ければ開かない。

・境界門:領地の礎に注がれた魔力によって形成されている領地を囲う結界に開けられた通行門
隣り合う領地のアウブが許可を出して初めて製作可能となり、両方から魔法陣で同時に結界に穴を作って固定する
門の中には、待合室や執務室がいくつもある
輿入れで貴族が利用することを前提に作られているので、街の門よりずっと大きくて広い

・国の礎の魔術:初代王がユルゲンシュミットの国境を引き、国の結界が張られた時の物。
英知の書グルトリスハイトを持つ者はまだツェント候補に過ぎず、この礎を直接染めることでツェント(王)となる。

・礎の間(領地):礎の魔石が置いてある領地の中心。この魔石を染めたものがアウブ(領主)となる。
都市の改築などでエントヴィッケルンを行う場合は、アウブがこの部屋に入って礎に溜めた魔力を使って行う
この部屋は神殿の中に存在し、入るためには
1,代々の領主が持つ領主の鍵を使って、領主の部屋から転移する
2,代々の神殿長に継承される聖典の鍵を使う事で、神殿内の女神の彫刻から転移する
の二通りしか存在しない。

・供給の間:礎の魔術にアウブ以外の者も魔力供給できるように、アウブが設置する部屋
アウブの執務室に扉がある

・登録の魔石:アウブだけが作れる魔石。供給の間に出入りするために必要。

・聖典:神々の伝承と祝福の祝詞が書かれている本。
これ自体も、初代王が作り上げた魔術具であり、基本的には聖典の魔石を染め上げた神殿長しか読むことができない。
神殿長が権限を与えれば神殿長以外でも読むことが出来る。
書かれている内容は、読む者の魔力属性と祈りの量によって読める部分と読めない部分が虫食いのように発生する。
全属性であれば大部分を読むことができ、さらに貴族院の図書館のメスティオノーラに魔力を供給することにより、王を選別する魔法陣と王に至る手段を記した文字をも読めるようになる

・聖典の鍵:代々の神殿長に引き継がれている鍵
聖典の錠と、神殿図書室から礎の間に入る為の扉の錠を開けることができる
礎の魔術と対になっており、礎の間に繋がる扉はその領地の鍵でなければ開かない
聖典と鍵の登録用魔石に登録されている魔力が同じであれば聖典は開ける

・神殿図書室:結界で守られており、神殿長が許可した神殿関係者しか入れないようになっている
平民/灰色も含め、誓いの儀式を行うと神殿関係者と認められて入れるようになる

・本棚のメスティオノーラの彫刻:神殿図書室にある、神殿長の鍵がなければ開けられない扉付きの本棚に掘られた凝った彫刻
聖典の部分が可動で鍵穴があり、そこに領地に対応した、神殿長の聖典の鍵を差し込むと、神殿の礼拝室の真下にある、領地の礎へと転移する

・像が持つグルトリスハイト:貴族院の図書館2階にある英知の女神メスティオノーラの像が抱いている本
一定量魔力供給をするとグルトリスハイトの魔法陣を得られる事から、神殿の神具と似たような位置付けであると思われる
領地の女神像と同じく、背表紙を開けると鍵穴があり中央神殿の聖典の鍵で国の礎に入る事ができる。
また上級司書が知識の番人となる契約をこの像の台座に書き込むと、知識の番人に与えられる部屋の鍵がグルトリスハイトから落ちてくる。

・ギーベ(小領主)の礎:ギーべの夏の館(領地館)にある礎の魔術具
アウブに任命されたギーべが魔力で染めてギーべになる
防衛機能があり、最高レベルにすると館にギーベが許可した者、血族、上位管理者である領主一族しか入れなくなる