411  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2021/04/21(Wed) 22:23:56 ID:0d9addee

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『うーん、本好き世界の魔術って全部神聖魔法なのでは？付属性めいた』

・魔術師の杖（シュターブ）：魔法学校の学生が、学校最奥の間の祭壇から始まりの庭（神の精神空間に繋がっている場所）に通じる洞窟で取得する杖。
これを使う事で体内の魔力を放出し、魔法を使用することが可能になる。
普段は体内に保管されており、持ち主が「シュターブ」と宣言することで、イメージした杖の形で顕現する。
実は魔道具ですらなく、魔力持ちが「神の意志」を体内に取り込むことで使用できるようになる、『神の力の欠片』。
呪文を唱えることで、武器や盾など様々な形に変形する。
杖の取得は一生に一度しか行うことができず、本来は学校で魔力を十分成長させた学生が卒業前に取得するものだった。
（作中、魔法使い不足を補うために杖の取得が早まり、取得後に成長した魔力を、杖が扱いきれなくなるリスクが発生した）

『本好き世界では魔力があっても魔法使いに成れるとは限らない』

『ローマで言う所の「デバイス」のように、魔道具に魔力を注ぐことは魔力持ちなら可能だが』

『魔法を使うには魔力だけでは不十分で、魔術師の杖が必要になる』

『これは厳密には魔道具ではなく、神の力の欠片を体内に埋め込んだものらしいね』

『つまり小規模にコールゴッドしているようなもんで、思いっきり神聖魔法なんだが』

『・・・これでどうして信仰が廃れるんだろうか？』

『カストゥールみたいに神と関係なく自力で魔法を使えるようになったわけでもないのに・・・』


『当然当初の司書殿は魔術師の杖は持ってないわけで』

『あくまで魔道具に魔力を注ぐ魔力タンク、あるいは子宮として利用されそうになっている』

『司書殿は身食いでありながら、魔力量だけなら貴族以上だったからね』

『魔法としては利用できない上に、周囲から魔力タンクや子宮として利用されやすく、何より魔力が有害という罰ゲーム特性だが』