【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです82【R-18】【技術開発】

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145  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2021/04/18(Sun) 04:07:56 ID:12f97269
【本好きの下克上技術】
・魔力:本好き世界の魔力は有害で、体内に溜まり過ぎると高熱を発し、命を落とす。
魔力持ちの人間は、何の対策もされなければ7歳まで生きる事は稀であり、これを防ぐには、魔道具(後述)を使って体外に魔力を放出する事が必要になる。

・魔道具:魔力を操作する道具。魔法使いであろうと、杖か魔道具が無ければ、自力で体外に魔力を排出することはできない。魔道具には大きく分けて、「魔法使いが魔法の補助に使う魔道具」と「魔法使いでなくとも魔力持ちなら使える魔道具」の二つに分類でき、魔力持ちの子供が生き延びるのに必要なのは後者。魔石(後述)や魔物素材(後述)を組み合わせて作る。

・魔物(魔物・魔木など):魔力の多い土地に発生する動植物、あるいは生命を持った自然現象。
既存の動植物が魔力によって変異したり、魔力そのものが集まって産み出されたりする。
多くの魔力を持つ程、危険な魔物になる事が多いが、魔力持ちや魔法使いが生きるために必須な魔道具は、これらの魔物や魔木を討伐する際に採取するしかない。
作中では明記されていないが、おそらく魔力持ちの人間も魔物の一種と思われる。

・魔石:魔物や魔木、魔力持ちの人間が死ぬと、体内の魔力が結晶化して魔石が生まれる。
この時、魔石が発生する体の中心部(人間なら心臓)に繋がった肉体部位はすべて消滅し、魔石に取り込まれる。
魔道具を作成する際、魔石は主に、魔道具に魔力を貯めるためのバッテリーとして、持続した魔力の利用を可能にする利用される。

・魔物素材:魔物や魔木の一部を生前に切り離しておくことで、魔道具やポーションなどの材料として利用できる。
魔物を殺してしまうと全て魔石になってしまうため、強力な魔物の場合、モンハンのように戦いながら部位を斬り落とす作業が必要になる。
(食用になる魔物魚なども、肉を食べたければ生かしたまま切り身にしなくてはならない)

・魔力の圧縮:魔力持ちが生きていくには上限以上に魔力を貯めないことが必須であるが、強力な精神力とイメージ力を用いれば、魔力を小さく圧縮することで、より多くの魔力に耐えることができる。
(肉体にダメージを与えるのは、魔力の量であって濃度はあまり関係ないらしい)
ある意味、MP上限が増えるようなものなので、魔法使い貴族達も色々な魔力の圧縮方法を研究している。

○魔力持ち:魔力を持った人間は大別して、貴種(貴族の血を引く者)・魔法使い(貴族)・身食いに分類できる。
魔力持ちが子供を作る際は、男女の魔力の大きさ(魔力上限×圧縮率)が同じぐらいでなければ子供は生まれにくい。

貴種:魔力持ちの両親の間に生まれた代々の魔力持ち。生まれる前から、両親、特に母親の魔力に染められて生まれてくる。
胎内にいる間により強い魔力を込めるほど、より強い魔力を持った子供が生まれるが、流産の確率も高くなる。
赤子はある意味、母親が体内で作り出す生きた魔道具のようなもの。

魔法使い:貴種が領主の許可を得て魔法学校に通い、魔法と魔道具やポーションの作り方を学び、魔法の杖を手に入れた者。
本好き世界で貴族と正式に認められるのは魔法使いのみ。

身食い:魔力を持たない人間の両親から、胎内に居る間に大地の魔力の影響を受けて魔力持ちになった、自然発生型の魔力持ち。
ある意味、魔獣に近いプロセスで発生する。
両親が魔力と無関係なため、よほど運と財力が無ければ、魔道具を手に入れられずに死ぬ。
魔力の色がとても薄いため、強い魔力を持つ者から魔法を受けると、その魔力の色に一時的に染められてしまう。
魔力の色は指紋のように個々人でバラバラなため、魔道具の起動条件になっていたりするのだが、染められた身食いはオリジナルと魔力的に同一人物とみなされる。

エーヴィリーベの印を持つ子:身食いの一種。一度仮死状態になって生き残ったことで、体内に不完全な魔石ができている。
通常の身食いと同じように強い魔力を持つ者から魔法を受けると、その魔力の色に染められてしまうのだが、一旦体内の魔石が染められてしまうと、もはや魔力の色はその状態で固定されてしまう。