【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです56【R-18】

レス数:992 サイズ:1032.64 KiB 最終更新日:2020-07-19 16:50:08

231  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2020/07/13(Mon) 02:04:04 ID:13286b55

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・・・とはいえ、

「パン・ハンマー・魔力生産のレイヤー」「単純労働のレイヤー」からすれば、

彼らは働かずとも食っていけるフリーライダーであることに変わりはない。

にも関わらずなぜ働くか?

「名誉(プレステージ)」のためである。

狩猟部族社会は、フリーライダーを許さないが資本家も許さなかった。

皆が平等に働き、皆が平等に肉を分配される原始共産主義社会だったのである。

だが、それならば、フリーライダーとは言わずとも、ソ連労働者のように手を抜いた方が適応的だろう?

だが実際には、狩猟民は熱心に獲物を狩る。皆のための公共心に目覚めたか?

それも嘘とは言うまい。だが本当は「名誉(プレステージ)を得られる」からだ!

狩猟部族社会は資本家を許さないため、どんなに腕の良い狩人にも「多くの肉」と言う形で報いることはできない。

だが、何の報いも与えず搾取していたわけでもない。代わりに「プレステージ」と言う形で報いたのだ!

ローマ人も同じ。原始共産主義社会故に「人よりも多いパン・ハンマー・魔力」で報酬を与えられることはなくとも、

代わりに「名誉(プレステージ)」という報酬は得られる!

これは狩猟脳にとっても魅力的なので、

もはやパンやハンマーや魔力を求める必要が無く、働いたとてパンを与えられもしなくても、

名誉を得るために専門家や統治者として熱心に働いたのだ!


「専門家・統治者階級の報酬レイヤー」としては「名誉本位制」なわけである。