【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです56【R-18】
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名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2020/07/13(Mon) 02:04:04 ID:13286b55
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・・・とはいえ、
「パン・ハンマー・魔力生産のレイヤー」「単純労働のレイヤー」からすれば、
彼らは働かずとも食っていけるフリーライダーであることに変わりはない。
にも関わらずなぜ働くか?
「名誉(プレステージ)」のためである。
狩猟部族社会は、フリーライダーを許さないが資本家も許さなかった。
皆が平等に働き、皆が平等に肉を分配される原始共産主義社会だったのである。
だが、それならば、フリーライダーとは言わずとも、ソ連労働者のように手を抜いた方が適応的だろう?
だが実際には、狩猟民は熱心に獲物を狩る。皆のための公共心に目覚めたか?
それも嘘とは言うまい。だが本当は「名誉(プレステージ)を得られる」からだ!
狩猟部族社会は資本家を許さないため、どんなに腕の良い狩人にも「多くの肉」と言う形で報いることはできない。
だが、何の報いも与えず搾取していたわけでもない。代わりに「プレステージ」と言う形で報いたのだ!
ローマ人も同じ。原始共産主義社会故に「人よりも多いパン・ハンマー・魔力」で報酬を与えられることはなくとも、
代わりに「名誉(プレステージ)」という報酬は得られる!
これは狩猟脳にとっても魅力的なので、
もはやパンやハンマーや魔力を求める必要が無く、働いたとてパンを与えられもしなくても、
名誉を得るために専門家や統治者として熱心に働いたのだ!
「専門家・統治者階級の報酬レイヤー」としては「名誉本位制」なわけである。