【短編】XinphoniX XholiX【AA制作】

レス数:651 サイズ:2154.07 KiB 最終更新日:2022-02-20 09:03:38

642  名前:L_icE◆BeEFQCm8dk[] 投稿日:2022/02/15(Tue) 21:08:59 ID:???

これにて「anthropo/phagy」の投下を終了します。
ご覧になってくれた皆様方、
そして重ねましてプロットの提供をしてくれた◆1Jwd/bEyE.氏に感謝を。

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[以下、◆1Jwd/bEyE.氏によるプロット内容]


人食いの妹を閉じ込める話

主人公、妹の年齢とかはリゼさんにお任せ

【起】
「ただいま」
何重にも鍵のかかった部屋の扉を開ける
部屋の中の物はどれもボロボロになっている(噛み跡がついている)
部屋の中央には妹が座っている
妹の周囲には“食事の跡”が散らばっている
「おかえりお兄ちゃん」
兄は妹のために食事を用意する

【承】
~回想開始~
妹は生まれつき異食症だった
消しゴム、石、木の枝、飼い猫……妹は何でも口にした
近所で飼っていた犬を食べてしまった日、親は妹に口枷を嵌めた
その日の夜、妹は親を食べた
親を食べた後、妹は異常食をやめた
その代わり何も口にしなくなった 水も飲まない
断食から7日後、妹は自分の左手を食べた
人の味を覚えた猛獣は人以外食べなくなるという
妹は人の味を覚えてしまった
~回想終り~

兄は妹に餌をやる
「この肉はお兄ちゃんの服を馬鹿にしてきたんだ」
「そっか悪いお肉なんだね」
兄は妹を利用して自分の都合の悪い“肉”を処理するようになった
悪い肉は全部妹に喰わせてしまえばいい
冷蔵庫の中は肉でいっぱいになった
妹は腹を満たすと兄に甘える
“猛獣”を手懐けた兄は妹の喉元を撫でると妹はゴロゴロと嬉しそうに喉を鳴らす
妹にひとしきりかまってあげた後、兄は妹に口枷を嵌める
2人は寄り添うようにして眠りにつく

窓の外をパトカーが走り抜ける