やる夫で学ぶ「法学者の統治論」
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名前:◆sSLW7aecKk[] 投稿日:2025/05/11(Sun) 19:00:58 ID:b79dd676
>>749 続き
では、具体的にどのような手段をもってして、民衆は国家ないし法学権威に対して責任を取らせることが出来るか。
『イスラーム共和国憲法案のための法学的な予備考察』では2つの機構について存在が示されています。
①イスラーム法の違反を問うことができる「最高裁判所」
②国家、行政が行ったことに対する不服申立機関「マザーリム庁」 ※イスラーム法における行政裁判所
この2つの設立によって、民衆は一定程度国家に対して責任を問うことができるとされています。
しかし、この2つの機構の設立そのものが、法学権威の任務とされていることも考えると、どこまで実体性を持つ機構かは怪しいところです。