やるおたちの、異世界・世知辛チート物語【2-10スレ】

レス数:1000 サイズ:721.9 KiB 最終更新日:2018-11-05 22:49:45

528  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/11/02(Fri) 21:30:33 ID:6d25a100
日本と同じ島国で魚介類が豊富な台湾では現在も普通に昆虫食が一般的なのに日本では全然一般的じゃないのは不思議な気はするな
台湾の生活レベルは日本に勝るとも劣らないハイテク社会だから原始的って訳でもないし

昆虫食を研究してる内山昭一氏曰く、長野県では1960年代くらいまでは普通に昆虫を食べる習慣があった
また、日本全体でも大正時代には55種類程度の昆虫が普通に食べられていて薬用としては123種類が利用されていた
しかし、衛生概念というものが発達してきて、伝染病の媒介となるハエや蚊などが徹底的に駆逐されるようになってきた
そして、ハエや蚊の不衛生な生き物というイメージが、そのまま昆虫全体のイメージにつながってしまった。それで嫌悪感が生まれ、昆虫食が一気に廃れてしまったと考えられる
とのことなのでこれが正しいとすれば第二次大戦前後あたりが転換期なのかな

ただ食べ物が少なかったはずのヨーロッパ文明に昆虫食文化が発展してないあたり、これはもう理屈じゃなくて純粋に文化の問題かもしれないな
現代日本人や欧米人が飢饉に陥ったら食べられる昆虫がいっぱいいても食べずに餓死する人がいっぱいいそうだし