第七回やる夫リレー企画準備室

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216  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/05/05(Fri) 16:45:21 ID:be01d53b
【ガルダ】の力を宿す少女:【我竜蛇】は、その力を狙う謎の組織に追われていた。
追手を殲滅するため【ガルダ】を使用しようとするが、従者である【古泉】はストップをかける。

我竜蛇はその力を上手く扱うことが出来ず、一度発動してしまうと暴走してしまい、町は火の海になってしまうのだ。
だが、このまま捕まるわけにはいかないと古泉は自らその場に留まり追手を食い止めることとした。
古泉は、彼女の父親の友人を頼りにするよう言い渡し、我竜蛇の為追手との戦闘を開始した。己の命を賭してまで……

そしてその父親の友人    の息子、ごくごく一般的な高校二年生(自己申告)である【できる夫】はこれからやってくるGWに心を踊らせていた。
友達と共に自販機荒らしを計画していた彼の目の前に現れたのかできる夫のファン……ではなく、我竜蛇。
我竜蛇は自分が追われていることと、できる夫の父親を頼って日本の出来流町にやってきたことと説明する。
しかし残念なことに彼の父親は留守にしていた…ここにいては不審者扱いされること間違い無しなので、一度家の中に招待される我竜蛇。

ちょっとハジケている彼に、不安を抱きながら家の中に入っていく我竜蛇。
そこで待っていたのはできる夫の兄【ノエル】、しかし彼もできる夫と同じぐらいハジケていた。
そしてペットの【タマモキャット】に驚かされながらも情報を交換し合う二人、できる夫はこの展開にwktkが止まらないようだ。
情報交換している間に、家の周囲に黒ずくめの連中に囲まれていることに気づく、それらは我竜蛇を追ってきた連中であった。
ちなみにできる夫の父親はノエル曰く【ちょっと股間にバットを挟んで満塁ホームランで日本一周してくる】と言って遅れるそうだ。
その状況を打破するため、できる夫とノエルは一計を案じる様子だったが、我竜蛇はその様子に不安しか抱けなかった。


一方外では雇われ傭兵の【デットプール】と追手のリーダーが仕掛けるタイミングを図っていた。
その前にデットプールは、ガルダを持つ少女を追うことに関する疑問とその力に関して、彼らにどういったものかを説いていた。
彼ら曰く、我竜蛇はガルダの力を宿している少女であり、ガルダとは【聖獣の肉体へと変貌し、仇なす者を滅ぼす力】らしい。
しかしそれは制御する力があったらの話であり、制御出来ぬ未熟者である少女はこのままでは危険である。
その為、彼らはその力を自分たちに向かわぬよう確保する為に動いている そう語った。
話に納得したデットプールは契約通り働こうとした矢先、できる夫からの引き抜き工作を正面から堂々と受けた。
メタ次元に干渉できるデットプールは敵サイドにいるより主人公サイドの方が出番多そうとあっさりと裏切った。
引き抜き工作に憤怒した追手……その正体である【先行者】とその部下【ビーストマスター】はできる夫たちの波動キャノンを偽物と見破った。
一転ピンチになったできる夫サイドはガルダやデットプールの力でどうにかならないかと問われたが、ともに絶対無理と八方塞がりであった。
己の股間の一月に一回しか撃てない先行者の波動キャノンを言葉巧みに封じたできる夫一行の元に突然大爆発が起こる。
それは地球防衛組織【カルデア】から援護に来た【男主人公(多分、本名:藤丸)】と【マシュ・キリエライト】であった。


地球防衛組織カルデアはガルダの力を危険視しつつも、その力が悪用されないために我竜蛇を保護するために動いていた。
そのトップである【オルガマリー・アニムスフィア】・【レフ・ライノール】【ロマニ・アーキマン】の三名は【音無キルコ】の案内でカルデアにやってきた。
【ネロ・クラウディウス】皇女殿下を迎えていた、人攫い事件がまだ終わっていないことに気付いていた彼女はカルデアに接触したのだった。
しかし、特にやることもないので報告があるまで名物のお菓子を食べながら待つこととした。


そしてマシュの攻撃で怯んだ先行者たちを撒き、彼らは自宅に戻っていく。
先行者を心配する部下たち、その煙から出てきたのは【2B/ヨルハ二号B型】、外部装甲を超気に入っていた2Bは怒り狂っていた……
部下であるビーストマスターたちは破滅的センスと呆れながら。


ガレージにやってきたできる夫たちは、そこにあった馬車を使い脱出することにした。
馬糞を撒き散らしながら逃げる馬車を馬糞を引っ掛けられながら追いかける2Bたち…しかしそれはできる夫の囮工作だった。
馬車に乗って発進させた直後、操舵手であるノエルを置いてこっそりと降りていたのだ。
結果的にノエルは囮となったが、本人はそのことに気付かず2Bたちを見事に誘引していったのであった。
見事な頭脳プレイを見せたできる夫の前に自分の無力さを感じる我竜蛇、突如己の脳裏に声が響いた――――【力が欲しいか?】


聖獣ガルダこと【ガルダモン】に問われる我竜蛇、しかし彼女はまだその力を拒絶する。
あっさりと引き下がるガルダモン、我竜蛇はできる夫に心配されながらも藤丸と共に説明を受けながら逃亡を再開することにした。
しかしここで問題が発生する、逃げたのは良いがノープランだったそうだ。 我竜蛇は絶句した。


その時、突如目の前に謎の人物が…それはできる夫たちの父親の【エミヤ(アーチャー)】であった。
エミヤはカルデアの者からこれまでの事情と説明を受けていたらしく、すぐさまカルデア本部に向かうことを提案する。
そして登場した【BB】、彼女曰くクルーザーに乗って日本を脱出し、国外にある本部に向かうということだった。
問題点があるとすれば、できる夫は船酔いするということだった……
そして、先行者の失敗に気付いた敵組織は次の四天王【ターニャ・デグレチャフ】が赴くこととなった。


日本を脱出し、クルーザーで国外のカルデア本部に向かう船の上で、できる夫とBBは船酔いに苦しんでいた。
その様子に不安しか抱けない我竜蛇、大丈夫と自信満々のBBの余裕に対し、あっさりと敵に発見され砲撃を受け始めた。


ターニャの部隊に囲まれ、絶体絶命となったできる夫一行。
船酔いでダウンしている上に艦隊戦となると流石に分が悪すぎで戦うことすら出来ない状況であった。
その時、再び我竜蛇の脳裏に声が響いた―――【力が欲しいか?】
今度は船、海上であり町で発動するより被害はないと説得された我竜蛇は遂に力を発動する――――。


ガルダの力を開放し【シン・ゴジラ版ゴジラ】となった彼女に、ターニャの艦隊など物の数ではなかった。
あっという間に味方の船の大多数が沈められていった…ちなみに、この時の余波でできる夫とBBの船酔いは更に悪くなった。
遂に自分の番と思われたその時、力を使い果たしたのか聖獣の姿から元の姿に戻ってしまった……。


この瞬間、ターニャは形勢逆転とばかりにクルーザーを砲撃し始めた。
幸い沈められることはなかったものの、この時にターニャたちに我竜蛇を確保されてしまう、高速艇で戦場から離脱する光景を見せつけられ。
敵の攻撃で遂に沈められる…と思われたが、まさかのカルデアからの援軍【ブラック・サレナ】が到着し、敵艦隊を撃破して回っていた。
その時、通信機から聞こえた声はできる夫たちの母親の声であった。
できる夫とBBが死んだことを除けば無事に敵から逃げれた彼ら、囚われた我竜蛇を助けるため彼らは再びカルデア本部に舵を回す。


気絶した我竜蛇は、夢の中で聖獣と出会っていた。
力がなく、彼らを助けれない我竜蛇は、聖獣を、力を望めば助けることが出来る…聖獣はそう答えた。
我竜蛇は聖獣に助けを求め、聖獣、力を欲した…だがその瞬間、もう一つ声が響いた。
力を得て、暴走した我竜蛇を説得する声、力に魅せられた我竜蛇を止めたのは聖獣ガルダの一部【綾瀬千早(カルタ)】。
ガルダの清い部分らしい彼女の説得により、正気を取り戻し最悪の展開は回避出来たと安堵するカルタ。
最後にカルタはこう告げた【そう、あなたは、「一人」では無い。】 これを理解できればガルダの真の力を……?


そしてターニャは先行者こと2Bと合流していた。
人間以上に人間らしい反応をしている2Bや【ポッド042】、ビーストマスターたちを見て彼女はふと思い出す。
2Bたちは宇宙から来たオーパーツをコアに作られたロボットだった、その戦闘力や利便性とは裏腹に。
会得した個性・感情に振り回されており、2Bたちは『アホロボット軍団』と呼ばれてしまっていたようだ。
捕獲した我竜蛇の交渉と世話係に一度敵対している己や2Bたちではなく自分の部下である。
【ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ】に一任した、ちなみに指名している間2Bは己の美的センスをポッド042にフルボッコにされていた。


高速艇にて、我竜蛇は静かに怒っていた。
己を捕らえてもきっと彼らは助けに来てくれる、そう言い放った彼女にヴィーシャ中尉はあっさりと言い放った。
『我らの首領は先手を打った、四天王の一人がカルデア本部を襲撃する』という命令が出ていたことを……。


一方カルデアでは任務に失敗したことに関してオルガマリーは憤慨していた。
相変わらずその力を危険視するレフと味方の被害がほぼ0と反論するロマン(被害は恐らく船酔いした二人だけ)。
オルガマリーは本部に向かうのは時間の無駄と判断し、ロマンに補給物資を積んで行ってこいという命令を出した。
ロマンは愚痴りながらもノエルを護衛にカルデアから出発することとなった。
この判断を下した瞬間、キルコが大声を挙げ―――――。
場面は戻ってクルーザーの上。
ブラック・サレナから降りてきたのは【岸波白野】、彼女は先程カルデアからの通信で傘下組織の施設で補給物資を受け取る。
そう命令が変更されたことを伝えた、久しぶりに陸地に戻れることとなったできる夫は歓喜した。


そして【カルデア支援組織スクナ】の【マサムネ】と【鈴園沙衣】と接触したできる夫たち。
しかしカルデアからの連絡は敵組織の妨害を受けたのか断絶状態だと説明された。
待っている間に鈴園沙衣は語る、敵組織のロボットはその昔破壊の化身を追って地球に墜落したロボットだった。
彼女とロマンがそれらを解析していたが、一年前に敵組織にロボットを強奪されてしまった。
本来の目的を忘れたロボットたちは敵幹部となりやりたい放題しているそうで、鹵獲した暁にはすぐに修理して、元に戻すようだ。
そして、ロボットたちが発掘された場所は【ガルダ伝説発祥の地】とされている。破壊の化身=ガルダと推測する鈴園沙衣の予測は正解かそれとも?


そうこうしている内にカルデアの補給船が到着する、しかしその様子は尋常ではなかった。
合流したロマン曰く、カルデアが敵に襲撃された。自分はすんでの所で逃げられたが本部はかなりの死傷者が出たらしい。
ノエルもワグナスが殺られたようで、ハジケる元気を全く無くしていた……


ちなみに、カルデア本部跡ではネロが【仮面ライダーV3】こと古泉と接触していた。
曰く致命傷を負い、間もなく死ぬであろうその時にある人物に改造手術を施され改造人間として蘇生したらしい。
そして改造されて得た能力と元々持っていた超能力を使い、我竜蛇の居場所を掴んだ。
そして我竜蛇救出に向かうため、古泉・ネロ・キルコの三人は行動を開始することとなった。
同時期、できる夫たちもデットプールからの情報で同様に敵の基地の情報を得ていた。
デットプールは皇帝陛下に雇われ、スパイ活動を行っていた。
しかしそれがバレた所を、適当なでまかせを信じた敵ロボットたちに無理やり追撃部隊に加えられ、今に至るそうな。
そして囚われた我竜蛇は遂に、敵の本拠地に着いてしまった…敵の本拠地、その名は【バビルの塔】。
更に古泉を改造した博士【ココノエ】はガルダの力に興味を持つ、一体どうなってしまうのか……?


ガルダを捕らえたことに関して褒を受けるターニャと全く反省の見られない2B。
だがその時、フードを被った一人ができる夫たちカルデアの人間が近づくことを感づく。
振り切ったと話すターニャを尻目に三人目の四天王【かばんちゃん】とそのフレンズができる夫たちに牙を剥こうとしていた……!


我竜蛇はオルガマリーとともに囚われていた。
そしてカルデアの裏切り者であり四天王の一人であったレフは、怪しい笑みを浮かべながら役者が揃うのを待っていた……。
見張りとなった【サーバル】は二人にただ謝るばかり、自分たちを捕らえた側の存在である彼女とカバンちゃんの真意とは……?
そして、牢に囚われていた【ルーサー】、彼は己の娘である我竜蛇になにをしたのか?
実験とは一体何なのか?真実とは何なのか? 間もなく、それが明らかになる……