【真・女神転生 デビルサマナー】 ― 学園の悪魔使いたち ― 18
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名前:◆YSURRq7QiM[] 投稿日:2017/03/05(Sun) 00:25:37 ID:???
●第二次北海道戦争
北海道戦争の当初は、現代兵器を活用する自衛隊と、【超人】戦力を有するヤタガラスが密接に連携することで、
現代兵器を持たず、制空権もない教団系勢力をことごとく撃滅し、圧倒的な日本優位で進んでいた。
しかし、メシア教団が【唯一神YHVH】を降臨させ、北海道にカテドラルが転移してきたことで、状況は一変する。
カテドラル全体に強力な結界が張られ、その内部の敵には核ミサイルすら通用しないことが判明した。
内部では現代兵器が無用の長物となる白兵戦が展開されるため、攻略部隊中核の自衛隊は戦力にならず、
ヤタガラスの【超人】たる人員が膨大とは言えない日本は、一気に教団系勢力に対して不利に陥ってしまった。
メシアと日本に挟みうちされたガイア系勢力は、主に穏健派(ルシファー)の根回しにより、北海道戦争後は撤退する、
すなわち事実上日本へ領土を返還する意向を固めていたが、カテドラルの転移で日本に勝ち目がなくなってしまった。
メシアンによる北海道占拠が為されると、旧ソ連領土に本拠地を構える自分たちが次の標的になるため、
カオスサイドは北海道のメシアン撃滅をすべく、戦力の中核の大部分を北海道へと派遣し、まさに全面戦争が勃発する直前になる。
メシアとガイアの双方が巨大な戦力を派遣したことで、ガイア教団穏健派も後には引けなくなり、
過激派の強硬な主張によって、北海道制圧後は、そのまま消耗・混乱した日本を攻め落とすという戦略で固まってしまう。
つまり、天使と悪魔のどちらが勝っても、本土はいずれ地獄と化す。
これを阻止するのが、できない夫の役目になる。
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