【やる夫リレー】第六回やる夫リレー準備室【雑談兼相談所】
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名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/01/04(Wed) 06:47:51 ID:1fa61d9b
◆これまでのあらすじ(三回戦(新年編)、レス番967まで)
【本スレのレス番967:ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1482320861/967】
・普通野市 上空にて
『普通野市』上空。勇者たちは、暴走する「星の夢」を止めるために死力を尽くす。
星の夢制圧作戦に参加するのは、スージー、エース、ニャル子たち、キュゥべえに加えて、
同じく空き地から取り戻した「ターンX」に搭乗する、エリザベート、やる夫、翠星石。
巨大化して星の夢を押し留めるビリー・ヘリントン。そしてシャドームーン、BLACKRX。
しかし星の夢は攻撃を受け、真の姿――宇宙聖杯【大彗星ギャラクティック・ノヴァ】モードを顕現。
この惑星を破壊するために動き出したのだ。
攻めあぐねる一行。だがそこに、左翔太郎、そしてフィリップこと【仮面ライダーW】が現れる。
Wは『普通野タワー』で決着をつけるため、一行にノヴァの頂上への誘導を促した。
・普通野市 普通野タワーにて
一方、普通野タワーの頂上では、夜神月が父・総一郎に普通野市民の安全を確認する。
「超強力掃除機」でのパンツ回収は三人のいい男たちが担当。すべての準備は整った。
タワーに接近するノヴァ。サウザーが放った槍は、惜しくも乾いた音を立て、落ちた。
しかしサウザーは跳躍する。そう、彼は、自らノヴァの内部へと侵入したのだ。
・大彗星ギャラクティック・ノヴァ 内部にて
紆余曲折あってコックピットに到着したサウザーは、手当たり次第にボタンを押し始める。
そこに自身のパンツを回収するため居合わせたWは、ある事実に気付く。
そう、サウザーはノヴァに搭載された自爆スイッチをも押してしまったのだ。
二人は共同してノヴァの内部を破壊。サウザーは文字通り即席のイスを作り、
Wはそれを自身のバイクに接続して、ノヴァからの脱出を成功させる。
・普通野市 上空にて
各所の爆発により、鉄の体を崩壊させ始めるノヴァ。
サウザーたちは無事タワーに戻ったが、しかしスージーは、ノヴァの爆発が
自身の積んでいた爆弾に引火すれば、普通野市一帯が消し飛ぶことを告げる。
それを聞いたやる夫とエースは、翠星石とエリザベートを逃がし、二人飛ぶ。
自らを犠牲にして、ノヴァを地球の外に追いやり、普通野市を爆発から守るため。
キュゥべえは驚愕する。だがニャル子は語る。これが地球人の覚悟だと。
翠星夫は慟哭する。だがクー子は説く。それが彼らのかさねた愛だと。
そして回歴する追憶の数え唄は、十の時を刻み終わる。
瞬間、遠いソラの彼方で、輝きは散った。
秦こころはサウザーの罪を謗る。しかし彼は、確信にも近い思いを抱いていた。
光があった。
それは、奇跡にして軌跡。彼らが起こした非常識にして、彼らが紡いだ必然。
アルテラの【ジャンバード/ジャンボット】に助けられ、やる夫とエースは帰ってきたのだ。
・エピローグ ~普通じゃない街~
普通野タワー、コロッセオ、商店街、北極のサンタ本部。
それぞれの場所で物語の登場人物たちは安堵し、素晴らしき日々を謳歌する。
また、【レム】は商店街のスバルに寄り添い、とある騎士の王は食堂を訪れ、
サウザーの好敵手【ターバンのガキ】は遅れてタワーに現れる。
なにもこの世界に生きる人々は、すべてが一存の元に動くのではないのだから。
そしてサウザーは、こころを次の場所に案内する。
あきつ丸も伴って、練り歩く先は『普通野エーテル水族館』へと。
これは終わりにして、始まりの物語。
クリスマスにはサンタクロースが世に奔り、年末には熊が時を繰り、
元日には未来人が街に落ち、正月にはパンツが空を舞う。
終わりは有終の美ならず、始まりは幸先良からぬものだとしても。
一年の計、なんのその。迷い立ち止まるは人の常。
それでも立ち上がり街を守った彼らのように、再び歩む者にこそ照る来光の加護ぞある。
それは、奇跡にして軌跡。彼らの三つの冒険は、決して尋常なるものでなく。
だが、だからこそ面白い。
ただ一人の掌に収まらないからこそ、彼らの物語に惹きつけられる者がいた。
【第六回 三回戦】サウザーの普通じゃないで有名な普通野市案内!【やる夫リレー】 あらすじ ~終~