塔について
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名前:◆NBJATnhEhM[] 投稿日:2016/08/22(Mon) 04:18:51 ID:???
そのためにはまず罪人に、子供時代に印象に残った出来事を告白させるのが良い
というのが、昔から伝わっている “神殿流” の物の考え方だった。 私も特に何の疑問
もなく、そのような方針に従っていた。 人生の開始点を罪という終着点に結び合わせ
ることで、我々は原因と結果という物語を作り上げた。 そこにこそ神聖な理が浮かび
上がるからだ。 我々は言わば一本の紐の両端を繋ぎ、一つの白い環を造り出して
いたのである。
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