やる夫で学ぶ「法学者の統治論」その2
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名前:携帯◇sSLW7aecKk[] 投稿日:2025/07/11(Fri) 15:02:33 ID:e431c927
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2010年代のヒズブッラーの変容
アラブの春(一般的な支持表明)────────→シリア内戦(アサド政権への支持表明)
戦略的な部分での支持要因
→シリアからの軍事的経済的援助
→ヒズブッラーと他国家との繋ぎ(イランなど)
→対イスラエルの戦略の崩壊(抵抗の枢軸 イラン―イエメン―シリア―レバノン等)
思想面での支持要因
初期:シリアはイスラエルと対峙する唯一のアラブ諸国であり、改革のための機会が必要
中期以降:
シリア内戦は 植民地主義者や圧政者による攻撃であるから、それらを守るための攻撃
アル=カイダ、ISILという抑圧者から守るための戦い
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. {- /\/::/::: /:::⌒/ |:::::: | _、 ''゛ ̄/ / _ノ厂>―┘ しかし、シリア内戦が泥沼化し
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|::::: |:〈(|人乂 tリ =ミ:::ノ| ___、 ''゛ {_{  ̄ 欧米諸国やトルコの介入
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|::::: | ::: |::::::| {__ノ }ノ/ _、 ''゛ あるいはアル=カイダ、ISILが乱入するに従って
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/::::::::/:::: /:: }/只___//厂 /_、 ''゛ ヒズブッラーのシリアへの軍事介入にも思想的正当化が生まれます。
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. \|∨| L><_厂 / ――例えば、抑圧者の欧米の支援を受けている反体制派の攻撃は抵抗運動であるとか
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| /| ――例えば、アル=カイダ、ISILはレバノン、アラブ、イスラーム世界全ての敵であり
_| Λ 彼らは一方的なイスラーム思想を押し付ける抑圧者であり、彼らとの戦いも抵抗運動だとか
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