【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです173【R-18】【技術開発】

レス数:308 サイズ:392.35 KiB 最終更新日:2025-07-14 00:31:05

274  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2025/07/13(Sun) 13:09:56 ID:236c5d58

23章「建造編」

【異世界からの企業進出技術】

○ダンジョン島:人王となった主人公のダンジョンと、その入り口となる地球の施設
海岸から数十km離れた太平洋上に作った人工島を入口とする。

・大地創造の魔道具アースメイカー:ダンジョンの地盤となる土地を作り出す魔道具
水魔法で海水を上空に排除しながら、土魔法で海底からプリン状に地面を隆起させ、火山島のような形の島を作り出す。
大地を隆起させて島を作り出すと言う大規模な術式を、古代竜の魔石に組み込んだ特別製の魔道具。
価格は兆がつくほどお高いうえに、古代竜の魔石は千年に1度手に入るかどうかぐらいの頻度。

・神獣による魔素散布:神獣はダンジョンを維持するための魔力を生み出す存在なので、神獣が魔素を散布することによって、地球上でも人工島の上部だけはある程度の魔力が生き渡る。

・月神と神獣との契約:ダンジョン島の上で月神への祝詞を読み上げながら魔法陣を形成し、
月神と契約を行うことで、神獣は巨大な魔石に封じられ、ダンジョンという異空間を生み出す。

・ダンジョン建設:最初に生み出されるのはマスタールーム。ダンジョンコアを安置するダンジョンの急所であり、採取防衛ライン。
次に人王ダンジョンの目玉である薬草栽培を、それぞれの薬草に適した環境をダンジョン内に具現化しながら行う。

・ダンジョンの利用:マスタールームは常に神獣の魔素が補充されている状態なので、ダンジョンの本格運用前なら、コスパの悪い特級精霊を常時具現化して力を狩り続けることも可能。

・ダンジョン島商店街:人王のダンジョンの地球側入り口である人工島に作られた商店街。神獣の散布した魔素によって、魔族も働いており、地球の商品とアナタリス大陸の商品の両方が並んでいる。

○ダンジョンその他

・ダンジョンラブホ:Mao社の地下街はダンジョンの一部であるため、建物の形をしていても実際は異空間であり、
ラブホテルの部屋は『隣の部屋』とは繋がっていない。入り口以外はどことも繋がっておらず、魔力的感知能力の高い種族であっても本当の意味で二人きりになれる。ただし、ダンジョンマスターであるエヴィアには感知される。

○混沌関連:混沌の海に沈みながらかろうじて存在を保っている不死王ノーライフを救出するため、混沌の中から不死王を探し、混沌に潜って不死王を救出する必要があった。

・空間感知:時空の特級精霊ヴァルスの力を借りて、空間を探知する。
通常空間だけでなく、混沌の海に浮かぶ泡のような結界も感知することは可能。ただし、混沌内はとてつもなく広く、魔力的に濃い霧がかかっているような見通しの悪さなので、泥の中のダイアモンドを探すような難易度になる。
なお、混沌を観測するのに適した場所は『世界と世界を繋ぐダンジョン』という混沌に隣接した異空間のマスタールーム。

・対混沌防御:混沌の魔力の本質は浸食。
人が触れればまず精神から変質させていき、最終的には混沌に同化される。
また、どんなに完ぺきな魔力障壁を張ろうとを張ろうと、障壁自体が侵食されてしまうため障壁は防御としての意味をなさない。
混沌に対する防御としては、以下の3つぐらいしかない
①自分の魔力を混沌に寄せた混沌魔法で混沌を操作し、混沌自身に混沌の浸食を邪魔させる。生死が矛盾したアンデットにしかできない。
②自らの魔力を全身から放出することで、混沌が侵食する速度より速く混沌を遠ざける。長時間混沌に潜るには無尽蔵の魔力が必要。
③聖剣を使って混沌を抑える。聖剣は元々、魔王の使う混沌魔法に対抗するために生み出されたものなので、混沌に耐性があるものが多い。

・対混沌結界(聖剣・聖女):「守護」のスキルを持つ聖剣と、聖女の持つ結界の力を二重重ねることで、混沌の浸食から身を守りながら混沌の海に潜る。

・対混沌服:宇宙服のように全身を覆い、内側に組み込まれた魔石から魔力を放出することで、短時間であれば混沌に触れても耐えられるように設計されてた服。

・混沌の入り口:アナタリス大陸には、混沌が噴出している危険地帯がいくつかあり、そのすべてが危険地帯として封鎖されている。そのうちの、不死王が沈んでいる場所に最も近い場所を、不死王救出作戦の入口に使った。

・対混沌結界(混沌):不死王が混沌の海の中で張っていた結界。物理的な城壁の形をしているが混沌が形を変えたものらしい。入り口はあるが罠だらけなので、魔王軍の実力者でなければ死ぬ。

・スカルキメラ(鎧):不死王ノーライフに生前から仕えていた不死の騎士たちを、不死王の骨の外側に纏うことで、混沌の浸食を肩代わりしてもらっていた。

○聖剣関連

・熾天使(補足):かつての聖剣は熾天使が作ったもの。
それゆえ上位の熾天使は聖剣を修理したり、力を失った聖剣の機能を一時的に復活させることができる。
具体的には熾天使の魂の一部を聖剣に流し込むことで修復は可能。

・聖剣の本質
①聖剣は魔力を神の力、神力(しんりょく)に変換するための媒体
②聖剣にはスキルを持った存在の魂を宿すことができる
③聖剣には、聖剣の担い手の肉体を天使へと近づける効果がある(ただし、月神の加護を受けた者は除く)

○神剣:神が自ら作った剣。聖剣よりもポテンシャルは高い。

・真名開放:神剣は神のための剣であり、神以外の生物には耐えきれないため普段はリミッターが仕掛けられている。
そのリミッターを解除した状態。全身に神の炎を纏っているため、攻撃力も防御力も高くなるがいずれ燃え尽きる。

・神炎の本質:神炎の本質は神域の炎。
現実世界で燃えているわけではなく、概念的上位世界である神域で燃えている炎の一部が現実世界に投射されている。
酸素を無くそうと水をかけようと現実世界では消すことができないが、
神炎に対して、逆に自らも神域に至る概念を込めれば、神炎の燃焼に耐え、神炎を斬る事もできる。

○ブラック→ホワイト収容スカウト
ブラックすぎる労働環境で働いていたイスアルの下っ端聖女(庶民出身)を捕縛して収容所に監禁したら、
職場よりも収容所の方が快適な事に気付いて、家族を保護してくれたら魔王軍につくと言ってきた。
聖女の場合、トップである神が「魂を燃やし尽くす自爆魔法である神炎を授けるから収容所で自爆しろ」と言われたのも原因なので、ブラック組織のトップが外道であることも大きな原因。

○対将軍訓練
人王になった主人公は、もはやダンジョンを攻略する立場ではないうえ、常に書類仕事が山積みなので、
短時間で密度の濃い訓練をするために、七将軍たちと順番に一騎打ちを行うことで、経験値を得る。

○種族

・ハイエルフ:イスアルの種族。長命種
・エルダ―ドワーフ:イスアルの種族。長命種
・白竜:イスアルの種族。聖属性

・熾天使(補足):そもそも聖剣の力で天使化した初代勇者アイワを複製して作られた存在が熾天使だった。

○魔法

・不死者祓いの祝福:アンデッドへの治癒を阻害する太陽神の祝福

○武器

・神殺しの魔剣:神に恨みを持った過去のジャイアントの将軍が自身の命と魂をかけて打ち抜いた神を殺すための魔剣。
あらゆるものを概念的にも魂的にも切り裂く。
代償として持ち手の精神を浸食するため、特殊な鎧と魔力障壁の二重保護をしなければ魂に影響が出て、
極限の戦意向上、神への怨恨付与、魂の消費、魔力吸収の呪いによって、最期には神への恨みを叫びながら魔力も魂も燃やし尽くす。

○地球のオカルト

・神託同盟:本拠地をギリシャに持つ多国籍な中規模霊能組織。様々な神にまつわる分野で活動している。

○その他

・反イスアル思想作戦
イスアルの勇者召喚の非道(特に聖剣)を日本のメディアとSNSに大々的に暴露し、召喚された日本人が勇者を拒否するよう誘導。

・魔素発生装置:魔素の無い地球に一時的に魔素を発生させる装置。…魔石でも砕いているのだろうか。
さすがに開放空間だと魔素も揮発するのか、車両という動く閉鎖空間の中を魔素で満たしている。

・偽兄弟:主人公の名前が「田中次郎」で安全のために家族関係を隠していることを利用して、自称「田中次郎の兄 田中一郎」が地球から魔王軍に届ける資材の一部をシージャックした。
それに対して主人公は、有名配信者を利用して「今度弟か妹が生まれるけど、自分はずっと一人っ子だった」と兄は居ないことをアピール。

・読唇術:唇の動きから会話を読み解く技術。魔力を使わないのでバレにくく、魔法のある世界でもそれなりに有効。

・マジックバック(ジャケットタイプ):服に埋め込まれたマジックバック。マジックバックに入れれば核弾頭の一つや二つ持ち運ぶことは容易なので、地球のテロリストに渡ると危険。

・スライムスーツ:スライムでできた水着。一見ウェットスーツだが、着た者のイメージによって自由に形状を変えることができる。なんなら、水着以外の様々な服にも変形するし、壊れても修復は容易。