660  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2025/04/13(Sun) 14:58:34 ID:3c6372f0


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『特別収容プロトコル、言い換えれば怪異が何ができて何ができないのかを人間同士の戦いに置き換えれば』

『おおむね「技術」と言えるだろう。技術とは不可能を可能にすることだからね』

『あとは「内心」の未知もあるかな？凄まじい技術力を誇り、完全なステルス性を持つ怪異でも』

『例えば「人間の血液を吸わずには居られない」という習性をもつなら、血液で誘き寄せたりはできる』

『逆に行動が予測困難な場合、弱い怪異でも収容は難しくなる』

『故に未知は以下の階梯に分かれる。少なくともね。』

１：存在未知：敵の存在自体に気付いていない。故に対策できない。
２：技術未知：敵に何ができて何ができないのかわかっていない。（あるいは反ミーム等で伝えられない）故に対策できない。
３：内心未知：相手の行動パターンがわかっていない。故に対策できない。
４：位置未知：隠密や機動力等で敵がどこにいるのかわからず、故に攻撃困難



『これ実は三体とも対応している』

『暗黒森林たる三体宇宙で、異星人に位置を知られると攻撃される危険がある。故に位置は隠さなければならない』

『できれば存在自体も隠せればなお安全だ。位置がわからなくても、存在がわかってればヒントにはなってしまうからね』

『じゃあなんでそんな暗黒森林に成ってるかと言えば、実は技術未知と内心未知のせいなんだよね』

『たとえ今は弱小の文明でも、短期間で技術的発展をする可能性がある。』

『将来的に何ができて何ができないのかわからないから、特別収容プロトコルが書けない。故に収容ではなく終了するしかない』

『また、外交交渉で友好関係を築くにも、異星人の内心は読めないからそれも不可能だ』

『技術未知と内心未知はどうしようもないから、後は存在と位置を隠しつつ、見つけた異星人を奇襲するしかないわけだ』