【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです162【R-18】【技術開発】

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819  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2024/10/03(Thu) 23:29:17 ID:9dde9ad7
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『準主人公であるアドラステア帝国の皇女エーデルガルドとファーガス神聖王国のディミトリ王子は』

『幼少期に陰謀で家族を喪う悲劇に見舞われてるが 』

『これも要するに中央政府が中央集権化を進めようとした結果、反発した国内貴族に下剋上されたらしい』

『正確には、そこに帝国や王国を弱体化させて傀儡化しようとした外部勢力の介入も入ってるけどね 』


『はっきり言って、そのまま皇家や王家が断絶しててもおかしくなかった話で、エーデルガルドとディミトリが生き残ったのは運ゲーだ』

『家族をほぼ全員喪った以上、生き残ったことは不幸中の幸い、とも言い難いがね』

『まあ当然、二人とも家族を奪った陰謀への復讐者として生きるが』

『貴族反乱だと少なくとも幾分かは理解していたエーデルガルドに対し』

『ディミトリはそもそも犯人や黒幕が誰なのかも理解できていなかった』

『そのためエーデルガルドは「貴族制度そのもの」を親兄弟の仇として滅ぼそうとして戦乱を起こした』

『FE風花雪月はいわば「FE版の三国志・信長の野望」だから』

『「天下布武」を行ってフォドラの地を再統一し、強すぎた封建貴族を廃して中央集権国家を作ろうとしたわけだ』


『一方、本質的には似たような境遇にあるディミトリの方は、貴族反乱だとも理解しないまま』

『「天下布武」のために王国に侵略してくるエーデルガルドを、親の仇と認識して復讐しようとする』

『これは、全くの間違いでもないが誤認に近い』

『帝国と王国での陰謀には、帝国貴族だけでなく地下勢力アガルタも介入しており』

『エーデルガルドは天下布武のために親兄弟の仇であるはずのアガルタと手を組んだからね』

『ディミトリが親の仇であるアガルタを、アガルタと手を組むエーデルガルドを憎むのも道理ではあるが、微妙にずれてもいる』

『似たような境遇なのに道が別れてしまったねえ』

『実は遠縁の親戚で幼馴染でもあるから余計に悲劇的だ』