【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです162【R-18】【技術開発】

レス数:1000 サイズ:1134.94 KiB 最終更新日:2024-10-09 09:40:55

656  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2024/09/28(Sat) 00:53:22 ID:4d954828
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「例えば、転輪型外方次元界には善悪/秩序混沌という体系だった分類があり、神々とは無関係に機能するお」

「だから、たとえ担当する神様が居なくても、死者の魂を相応しい居場所に送ることはできる」

「あるいは、似通った魂同士で寄り集まってコミューンを作れる」

「たとえ救ってくれる神様は居らずとも、似た仲間同士で集って居場所を作れるのはある種の救いかもしれんお」

「とはいえ、体系的ではあれども大雑把な分類なんで、きめ細かい個別具体的な救済とは言い難くなるおね」

「たとえばドワーフもドラゴンもまとめて七層聖山セレスティアに送ることになる」

「セレスティアは、どっちかと言えば「天使のための天国」であって、ドワーフやドラゴンにとっての天国とは言い難いお」

「アビスやバートルに送るよりはマシとしてもお」


「一方、世界樹型外方次元界は、善悪/秩序混沌のような体系だった分類はなく」

「良くも悪くも神ありきの個別具体的な死後世界になるお」

「ドラゴンの神様が居れば、「ドラゴン用の天国」を用意できるから」

「ドラゴンにとってはきめ細かい個別具体的な救済になるけど」

「逆に言えば、仮にドラゴンの神様が居なければ、ドラゴンの魂は死後居場所を喪うことになるお」

「「ドラゴン用の天国はないから幽霊状態で適当に彷徨っててね!」よりは」

「「ドラゴンもドワーフも全員セレスティアに行ってね!」の方が、大雑把ではあるけど、取りこぼしのない救済にはなるお」



「商品で譬えれば、家で言えば」

「規格量産品で、個々人に合わせたきめ細かいサービスは無くとも大雑把に大勢を救える長屋のような転輪型外方次元界と」

「オーダーメイドで、個々人に合わせたきめ細かいサービスがあり得る代わりに、少数しか救えない豪邸のような世界樹型外方次元界」

「って感じになるかおね?」

「そして今のローマの六道輪廻は、豪邸型だお」