207  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2024/08/14(Wed) 23:01:01 ID:d53f60d4
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「でまあ実の所、信長の野望あたりで大名の「家臣」とされてる連中も」

「実は国人衆だったりするんだよね」


「そして大名自身、形式上朝廷や幕府に臣従して土地の所有権を認めてもらいつつ、」

「実際には独立国家として朝廷や幕府の意向を無視して好き勝手に行動してたわけだが、」

「これは大名と国人衆の関係にも当てはまった。」

「国人衆は形式上大名に臣従して土地の所有権を守ってもらっていたが」

「実際には結構半独立国家として大名の意向を無視して好き勝手に行動し、時には反乱すらした」

「大名にせよ国人衆にせよ本質は「土地貴族」で、独自の領地と収入源と手足のように動かせる軍事力を持ってたから」

「その気になれば、主君を無視して好き勝手に動けたし、謀反すらできたわけだ」


「近代国家の感覚で言えば、宗主国と属国の関係に近いかな？」

「国人衆が「大名という大国に臣従する属国」で」

「大名は「国人衆の宗主国」にして「幕府や朝廷という超大国の属国」だったわけだ」

「「日本」という国全体で言えば、「幕府や朝廷を宗主国とする属国の集合体」あるいは「幕府や朝廷を盟主とする連邦」に近い」

「そして宗主国と属国の関係は、一応主従関係があるとはいえ、必ずしも忠実でも友好的でもなかった」

「大名が対外戦争を行うために国人衆に参戦を命じる場合ですら、完全な子飼いの部下に命令すると言うよりは」

「属国とはいえ他国に対する外交に近くなった」

「属国は、不利を覚悟すれば、宗主国に対して反乱を起こす自由すらあるわけでね」