岩田聡の逆襲

レス数:1000 サイズ:837.53 KiB 最終更新日:2024-10-13 23:26:26

329  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2024/07/28(Sun) 22:18:46 ID:d03d82c7

ちょっと寄り道

   横井軍平の哲学 「枯れた技術の水平思考」



  「『ゲーム・アンド・ウォッチ』の発想も、
      かつて数十万円もした電卓がポケットサイズになって3000円ぐらいになって、これは使えるとなって生まれた」

  「本当の先端技術を使ったら売れるものはできません。娯楽の世界ではそんな高い商品は誰も買ってくれないのです。
    私は世の中を見て『枯れた技術』を使えと言っている」

  「もともと先端技術は娯楽品を作るために出てきたものではありません。
   軍事であったり医療であったり、そういうもののために出てきた技術です。
   それがだんだんいろんな用途に使われていくうちに値段が安くなっていく」

  「しかし娯楽に使おうとはまだ誰も考えつかない──そこを狙うのが利口なやり方であり、
    私が言う『世界にまだない商品』の開発なのです」



    具体的に言うと「ラブテスター」

     二本のコードがあり、カップルそれぞれがコードを握り、お互いの手を握ると、
         愛情度がセンサーによって測られる仕組み。


                            ∧_∧
                      ∧_∧  X ヘ ハ ヽX
                     (,, ´∀`) (^∀^ ヾ|
                     0     つと   0
                     |  l |  | Y  |!!
                     (___)__) (_(__)

     その実態は、物体に流れる電流を測る、単なる検流計。
     日曜大工用品店に行けばどこにでも売っている代物。

     それを横井は「男女の愛情を測る機械に仕立て上げた」

        愛情がある男女が手を繋げば、緊張して手に汗をかき、電気抵抗が低くなる、
        そのままキスをすれば、唾液を通して電流はさらに流れるので、
        愛情メーターもより高く振れる、などと。
        (かなり強引な)理論づけはあるが。