【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです154【R-18】【技術開発】
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名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2024/03/02(Sat) 00:31:50 ID:6de96f67
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『地球系列世界が生まれるまでは、神は自滅因子的魔王に対して打つ手がほとんど無かった』
『強いて言えば、魔王がポップしてしまうことは織り込んだ上で』
『「勇者の力」などを用いて、極力神による干渉と反作用を最小限にしつつ魔王を討つ程度のものだった』
『だが、地球系世界は二つの意味でブレイクスルーであり、同時に後の禍根の元凶でもあった』
『一つは単純に、魔法のない世界である地球系世界は、原則として魔王がポップしないのだ』
『恐らく、魔法の存在自体が「神による干渉」扱いになっており、故に魔法がなければその分反作用が減少するのだろう』
『勿論、催眠アプリみたいな変な干渉を後から行えば、魔王として現代ダンジョンがポップするわけだが』
『そうでもしない限りは、地球系世界は自滅因子的魔王に対するほぼ完璧な予防薬であった』
『そして同時に、地球系列世界は、魔王に対する特効薬をも生み出した』
『神の力で魔王を討てば、当然反作用が発生し、大魔王がリポップしてしまう』
『しかし、召喚勇者が神の力を借りずに独力で魔王を討つならば、反作用は発生せず、大魔王もリポップしない』
『そして、召喚勇者がチートを得るのは、別に神様からチートを授かってるからではない』
『魔法のない地球系列世界の人間が、魔法のあるファンタジー世界や現代ダンジョンに接触すると』
『両者の化学反応で、チート能力が勝手に生えてくるんだ』
『強いて言えば、エグゾドライブのチートスキルにやや近い仕組みである』
『そうして、地球系列世界という予防薬で魔王から解放されたはずの地球人は』
『魔王退治の特効薬として、ファンタジー世界に召喚されまくることになった』
『よそ様の都合で召喚≒拉致されるんだから、召喚勇者様(地球人)としては迷惑な話だ』