【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです152【R-18】【技術開発】

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316  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2024/01/30(Tue) 22:18:20 ID:b7dc0cc8
「現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変」漫画版2巻を読了。
今回も、小説版より分かりやすくなってます。

逆さ合併のメリットとか、なぜ北海道開拓銀行(拓殖銀行)の前に、一山(山一)証券を買わなければならなかったか、とか。

逆さ合併のメリット
規模は、三海(三洋)証券<<一山(山一)証券<<北海道開拓銀行(拓殖銀行)

小さな三海証券に大きな一山証券を吸収合併させることで、
・一山証券の値下がり続ける資産・債権を「一山証券消滅時の時価」として確定させる(損失の確定)
・売れるわけではないが購入時・建設時より資産価値の上がっている一山証券自体が持つ不動産等を「会社が清算され消滅する」ことで、帳簿上『不良債権処理に使える資産』として利用できる(塩漬け資産を運用資産に)
・1巻で三海証券に日銀特融(無担保・無制限の借金)が受けられる工作していたので、吸収した一山証券の立て直しにもその借金を回せる。

一山証券を買わなければならなかった理由
・三海証券と一山証券が「破綻しなかった」ことで、大蔵省証券局は面目を保った一方で、ここで北海道開拓銀行が破綻すると、大蔵省銀行は面目丸つぶれ
・三海証券と一山証券を救済した際のプロセス『桂華ルール』は、「大蔵省銀行が主導した」事になっているため、前例主義を第一とする官僚世界において、大蔵省銀行自体が『桂華ルール』による救済を拒絶するのはダブルスタンダードになる。