904  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2023/08/12(Sat) 01:38:28 ID:8382bb53

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『まあ、ペガサスたちとしては是非もなし』

『卒業を拒んだところで、活性化率が１００％になれば、人間としてはどの道死ぬんだ』

『後は死に方を選ぶでしかない』

『毒を飲んで死ぬか？あるいはゴルゴンになって戦友を巻き添えに殺して死ぬか？』

『普通は毒を飲んだ方がマシだろう？』

『だから人類サイドとしては、卒業を拒むペガサスをあまり警戒していない』

『普通は服毒自殺するし、それを拒んでゴルゴンになったにせよ』

『前線のペガサスたちは少なくとも自衛のためにゴルゴンを殺さざるを得ないわけでね』

『人間のうちに毒殺するか、ゴルゴンになってからペガサスが殺すか程度の違いでしかない』

『仮に卒業したことにして隠れ住んでるペガサスが居たとしても、遅かれ早かれ結末は同じだ』

『だからそういう偽装工作があるとは警戒も想定もしていない』


『故に、アスクヒドラによって、自殺もせず、ゴルゴンにもならず』

『ペガサスのまま生き残り、卒業したことにして隠れ住む少女が出てくることは』

『人類サイドにとって全く想定外であり、盲点になっていた』

『今のところ、アスクヒドラとその信奉者のペガサスが、その存在を気取られずに活動出来てるのはそのお陰だ』


○火葬場：『卒業』したペガサスを火葬するためだけの焼却室。骨まで処分する。

『元々、死んだペガサスは火葬場で骨まで焼き尽くすしね。アーディティヤの壊葬の如く』

『骨も残らないんだから、死体を確認して死を確かめることもできない訳で』

『人類側の無警戒も含めれば、卒業したことにして姿を晦ますのは、非常に簡単な話さ』