786  名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2023/05/01(Mon) 15:58:34 ID:025ff36f
>>764
＞盗みや変質や洗脳や傀儡は思いっきり戦闘用な気もするｗ

＃６９「新兵器のお披露目」を読む限り、
これらは弱すぎて蔑まされているのではなく、逆に強すぎて弾圧されているみたいですね。

＞「傀儡の魔術、か？ 昔、王家や貴族の家に刃を向けた話もあったよな？」

＞　王侯貴族が畏怖や忌避する魔術適性には、さまざまな悪い話が流布されていた。それは、単なるイメージから発生していたり、実際に昔あった事件に起因していたりする。
＞　例えば、カムシンの盗みの魔術適性。
＞　これが忌避されるのは、奴隷あがりの泥棒がこの魔術を使って大盗賊団を結成した過去の事件のせいである。他にも、盗みの魔術を使い、様々な悪事を働いた商人の話などもある。
＞　傀儡の魔術適性も同様だ。
＞　王侯貴族の暗殺の話が出れば、かなりの確率で傀儡の魔術師の話も上がる。困ったことに、傀儡の魔術師の存在が確認されなかった場合であっても、犯人を裏で操る傀儡の魔術師や洗脳の魔術師の話が出てしまうのだ。
＞　そのため、この魔術適性を持つ者への差別は根深い。

この世界の魔法は「魔術」と呼ばれていても、学んで習得できるわけではない固有能力の一種であって、
「僕のヒーローアカデミア」の「個性」に近いものです。個性婚まで行われてるし。
傀儡魔術を「暗殺者の才能」、洗脳魔術を「洗脳の個性」と言い換えれば、これらを得た人間を危険視するのは普通ですし、
魔術が学問ではなく固有能力の世界では、「洗脳」や「傀儡」への対抗策を準備することも難しいはず。

そんな世界では、盗みや変質や洗脳や傀儡などを危険視してもおかしくないですし、
特に主人公の国は封建制なので、半端に神聖基盤が働いて、「危険な魔術の使い手を排除しよう」という協力強制が働いているのではないかと。
貴族間・家族間ですら暗殺が行われる封建国家で「暗殺・洗脳能力の持ち主」なんて、怖いですからね。