【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです135【R-18】【技術開発】
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名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2023/03/02(Thu) 22:54:19 ID:6c573a37
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『機関銃を備え、鉄条網や地雷原や地下壕やらも追加した塹壕陣地は極めて強固だった』
『一応原理的には、塹壕歩兵から砲兵に応射する手段がない以上』
『アウトレンジから十分な砲弾を浴びせれば無力化できるはずとはいえ』
『実際には砲兵だけで塹壕を「破壊」するのは困難であり』
『せいぜい一時的に「麻痺」させて味方が突撃する隙をねじ込むのが精一杯だった』
『塹壕から首を出してる間抜けに榴弾の破片を当てることはできても』
『塹壕の中に身を隠し、あるいは地下壕(防空壕)まで掘り進んでる塹壕歩兵に対しては』
『塹壕の中にピンポイントに直撃弾でも浴びせなきゃ、塹壕を壊すことも中の歩兵を殺傷することもできなかったからね』
『ラッキーヒットも偶にはあるから塹壕歩兵としては気の休まる暇はないとはいえ』
『砲兵側としては滅多にない奇跡でもなければ塹壕を壊したり中の人を殺したりできなかったわけだ』
『しかも、塹壕の正確な位置がわかるとも限らず、わかっても正確に狙えるとは限らず』
『塹壕の位置がわかっていて狙えたとしても、そこに歩兵が居る保証もなかった』
『歩兵がぎっしり詰まったトーチカと違って、広い塹壕の中には歩兵が薄く広がって散兵化していたからね』
『こうなると命中率が下がって余計にラッキーヒットが当たる可能性は減るし』
『たとえラッキーヒットがあってもなお、散兵だから被害は少なかっただろう』
『無限に砲弾を浴びせればいつかはそういうラッキーヒットを蓄積して敵軍を撃滅できるかもしれないが』
『それはもう、ステフの爺が有限な国土を掛け金に獣人族に無限のギャンブルを申し込むような自殺行為だった』