110  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2023/03/02(Thu) 00:32:50 ID:6c573a37
>>109

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『だよね？』

『ある意味では、人類種と海棲種と吸血種は諜報特化型の種族だったと言える』

『前二者は、弱いが故に知恵を巡らせて隠れながら諜報する必要があり』

『吸血種はその隠れて諜報に適した魔法を持っていたわけだ』


『そして、「実は人間種と海棲種は賢い」ってのは、バレると警戒されるから諜報がやりにくくなる』

『人間はまだ隠れてれば生きていけるが』

『海棲種の場合、「他の種族と交配しないと子孫を残せない」んだ。他種族に警戒されるのは非常に危険だ』

『何しろ、この交配。相手を殺しちゃうからね』

『相手を殺す交尾なのに、絶滅戦争期にはどうにか交尾にありつけていた』

『弱いから強姦ってわけじゃない。知恵と魅力で死の交尾に合意させて和姦したんだ』

『そして合意を取れる以上、十の盟約下でも海棲種は和姦できる・・・つまり他種族を殺せる』

『さて「知恵が回って、十の盟約の穴を突いて他種族を殺せる種族」』

『他の種族からしたらどうだと思う？』

『まあ「世界の敵」だろう。控えめに言って国交断絶だ』

『そして異種交配しなきゃいけない海棲種にとっては、国交断絶だけでも絶滅の危機に成り得る』

『故に、その辺誤魔化すために、海棲種は「馬鹿のフリ」をしなきゃならなかったわけだ』